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【イベントレポート】現役ライターに聞いた、仕事内容とこれまでのステップ

「ライターの仕事ってどういうことしているの?」
「実際、SHElikes(以下、SHE)で学びライターとして活躍している人の話を聞きたい!」

将来ライターを目指している方なら、実際のお仕事内容気になりますよね。


そこで今回はSHEメイト(SHEで学んでいる受講生)が主催する、転職コミュニティとのコラボイベント【この仕事の話を聞いてみよう〜ライター編〜】が開催されました。

現役ライター2名をゲストに迎え、ライターとしての活動、SHEの活用方法、ライターを目指す方へのアドバイスなどなど、色々な角度からライターについて語ってもらいました。

ライター始めてみようか悩んでいる人、転職を考えているけど迷っている人、ライターを学んだけど次のステップが分からない人、この記事を読んだらそのもやもやが晴れているかもしれません。


ひのりほさん
神奈川県出身。塾講師や教育系の営業職、パン屋のパートを経てSHEに入会。フリーランス企業支援PRライターとしてBtoBメディアコンテンツの執筆・編集を多数担当している。今後は”マーケティング”視点を活かした企業の魅力を発信するメールマーケティングコンサルタントを目指している。
仲奈々さん
沖縄県出身。本業はIT系のWeb制作会社でカスタマーサクセス/コミュニティ運営として勤務している。副業は週末ライターとして執筆活動中。今後は企業の採用サイトやホームページ作成、商品の取材に興味があり、インタビューライターを中心に目指している。


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ライター活動のきっかけ

ーー現在のライター活動を始めた”きっかけ”を教えてください。

ひのりほさん:ライターになる前に離婚を経験したのがきっかけで「これまで身につけたスキル以外に、何か新しいスキルを身につけたい」と思い、SHEに入会しました。SHEではWebデザイン以外のコースを受講し、ライティングのスキルを身につけました。

仲奈々さん:本業の関係で「Webデザイナーの知識を身につけたい」と思いSHEに入会しましたが、デザインの勉強が想像以上に難しく早くも挫折。「せっかく色々なコースがあるんだし」と次に始めたのがライターコースでした。その時からライターの活動を続けています。


ーーお二人ともデザインを学ぶよりライターに向いていたんですね!SHEでは受け放題のコースだと、別のコースを選択できますからね。実際、ライターのお仕事をやってみて感じる”やりがい”は何ですか?

ひのりほさん:担当した企業さんに「りほさんの書いた文章よかったよ、またお願いね」と頼られることですね。私が書いた文章が社内で認識され、評価してもらえたのが嬉しいです。その伝える商品の情報が全くない0の状態から、目に見える1つの形として作り上げられた際、達成感や充実感を感じます。

仲奈々さん:自分の言葉で考えや悩みを発信することで、読者に届くことですね。私の記事を読んで「奈々さんのおかげで『悩んでいたの、自分だけではないんだ!』と救われました」と言われると嬉しいし、やりがいにも繋がってきます。あとインタビューを通じて、自分自身だけではなく多くの方の価値観を代弁することもライターのお仕事としての醍醐味だと思います。


ーー分かります。私も「これ絶対発信した方がいい!」と思い、取材を実施したことありました。反対にライターのお仕事を始めて、一番”ツラかった”ことは何ですか?

ひのりほさん:締め切り期日までに、記事のクオリティを保った状態で書き終えることが大変でした。良い記事に仕上げたいので、期日の変更を交渉するなど担当者さんにお願いしていました。フリーランスは自分自身でスケジュールを管理するので、コントロールする力も大事になってきますね。

仲奈々さん:1週間で10本インタビュー記事を執筆する時があり、計画立てて進めていましたが急なトラブルが発生。睡眠時間を削り書き進めていましたが、最後は全然頭が回らない状態でした。その大変な経験から1日1本書き終えるのが自分にとってちょうどいいペースだと分かりました。


実際のお仕事とのギャップ

ーーなるほど、ツライ経験から新たに学びましたね。ライターになる前と比べて、想像通りのことや、想像と違ったなと思う体験はありますか?

仲奈々さん:そうですね…締め切りに追い込まれるのはきついですね(笑)日中ではなく、夜家族が寝静まった頃に書き始めたりするなどして、執筆時間を工夫しています。想像と違ったのは、ライター始める前までは”ライター=薄給”の印象でしたが、実際安い仕事だと感じたことはありません。初心者ライターでもそれなりの単価のお仕事ができると思います。

ひのりほさん:ライターのお仕事を経験して、相手から一定以上のライタースキルを求められる仕事なので、「ただ書くことが好き」だけではお金は頂けないと感じました。読者が「なぜこの商品を使うのか」とマーケティングの目線で考え、求められる価値以上の記事を企業へ提供する気持ちで執筆しています。また企業にアプローチする際も、前職の営業経験で得た「自分をどう見せるか」を意識しています。


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SHEの活用方法

ーーライターに初挑戦する時、SHEのライターコースで学んだことを活用しましたか?

仲奈々さん:していましたね、具体的にSEOの知識を習得していることや、実際に課題を見せて自身の文章力を伝えていました。私の場合、ライターコースのDAY2が終わったあたりで初仕事に挑戦していました。

ーーそのとき、書きたいテーマは何かありましたか?

仲奈々さん:未経験で初めての執筆だったので、特になくて……。「私が付加価値付けられる文章ってなんだろう」と考えたときに、沖縄の歴史について執筆する記事の募集を発見。「自分の出身地であるし、これなら書ける!」と思って応募しました。出身地だけではなく、ご自身の知識や経験で勝負できそうなテーマだと、初心者の方でも書きやすいのではと思います。

ひのりほさん:私も仲奈々さんと同じで、DAY2受け終えてからWantedlyで初めてのお仕事に応募しました。募集している会社に「書かせてください!」と自分からアピールしていましたね(笑)そういう文章を書く経験を積む上で「自分がどんな時に書けるのか、書けないのか」のリズムを掴むこともライターとしては大事ですね。


ーーどれもライターを挑戦するにあたり抑えておきたいことですね。SHEではライターコース以外にも様々なコースがありますよね。ライティングスキル以外にも、カメラ撮影やイラストを描くスキルも必要ですか?

ひのりほさん:必要だと思いカメラコースも受講してカメラも買いましたが、結局使わなかったですね……。最近はすべてオンラインで完結してしまうので、必須ではないと思います。

仲奈々さん:私もひのりほさんと同じです。記事のアイキャッチもクライアントさんが準備しているので、特に作成したことはないですね。


初仕事への挑戦

ーー初仕事に挑戦するとき、何か不安はありませんでしたか?また不安に打ち勝つ秘訣や意気込みがあったら教えてください!

仲奈々さん:インタビュー記事が初仕事でその時はとても緊張して不安でした。私の場合、ライターの友人に必要なことを聞いて事前に準備していました。SHEメイトさんはぜひSHEのつながりを頼りにしてアドバイスを聞くのがおすすめです。

ーーぜひSHEのつながりを活用してほしいですね!ひのりほさんはいかがでしょうか。

ひのりほさん:2つあります。まず1つめが『未経験 ライター 募集方法』と調べ尽くして、必要なものを片っ端から用意していました。やはり情報がないのは不安なのでリサーチ力は大事ですね。2つめは「悩んでいるのは自分のためではない、なにが1番自分のプラスになるのか」と考え、メリハリをつけて行動していました。仕事を獲れない場合でも「◯◯のテーマなら書けます、なにかあったら連絡くださいね。」と伝え、担当者さんと繋がることを意識していました。



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ライターを目指す方へ

ーー現在、どのくらいの企業と契約してお仕事されているのですか?

ひのりほさん:現在3社ほど業務委託契約を結んで、働いています。企業側から月間勤務時間を指定され、固定でお給料を頂いています。

ーーちなみに、お給料っていくらくらいですか?

ひのりほさん:月によって幅はありますが、大体20〜30万円ほどですね。契約している会社が増えると、それに応じてお給料も増える形です。

ーーすごい……。仲奈々さんはいかがですか?

仲奈々さん:そうですね。多い時は6社ほど契約していて、お給料も大体ひのりほさんと一緒くらいですね。時給契約で契約している企業もあり、それが月々の固定給になるので、フリーランスとしては安心できる部分だと思います。また常に継続している会社に加え、単発のお仕事も行っています。基本的には記事単価で受けていて、相手から金額指定がある場合もあれば、こちらから提示する場合もあります。


お仕事の見つけ方

ーーなるほど。ライターは夢がありますね!(笑)今後ライターのお仕事を始める方へ向けて、仕事探しのポイントはありますか?

仲奈々さん:そうですね。中には変わったクライアントさんもいるので、最初クラウドワークスで探すとき、評価が4.5以上の高評価なところしか応募しませんでした。結果5回くらい受注しましたが、特に変なクライアントさんはいませんでしたね。

ひのりほさん:現在の業務委託でいいところとして、自分で会社を選べることだと思います。自分がやりやすいように仕事を進めていく上で担当者さんとの相性は特に大事にしていますね。あとはなかなかお仕事が頂けなくてもくよくよせずに、「次いこう!次!」と切り替えることも大切にしています。


ーー最後に、これからのライターさんに向けてアドバイスをお願いします!

仲奈々さん:ライターのお仕事としては、職務経歴書より実績のポートフォリオを提出することが重要です。SHEの課題や普段書いているnoteでも構わないので、ライティングスキルをアピールしてください。かつ常日頃からTwitterやSNSで「こういうことやってみたいな」と自身から発信することも重要です。人が見ているところだとポートフォリオは目につきやすいと思うので、お仕事獲得のチャンスです。

ひのりほさん:そうですね……。先ほど仲奈々さんがおっしゃっていた通り、やはり自分のバックグラウンドや経験を”強み”に変えていくことですね。例えば、過去社会人経験の中で褒められたことや得意なことを洗い出してみてください。自分では認識していないけれど、だれかに評価されているのは、きっとよい部分なのでそれをオリジナルの”強み”につなげてください。

ーーなるほど、スキルや強みをアピールすることが大切なのですね。皆さんも今一度ご自身を振り返ってみましょう。今回は貴重なお話ありがとうございました!


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イベントに参加してみて

およそ1時間30分のイベントでしたが、ライターのはじまりから現在のお給料までどれも参考になるお話を聞かせていただきました。皆さんもなんとなく想像していたライター像がより具体的にイメージしてきたのではないでしょうか。

転職にしろ、副業にしろ、ライターとしてまずは自分が”行動すること”が大事だと全体を通じて学びました。その中でライターとしてのあり方や戦略、マインドセットなどこれから進む上でのキーとなる考えも、必要になってきます。

ご自身のライター像を確立するために今回のイベントをぜひ参考にしてみてくださいね。



【インタビュアー】ライターチャンネルコミュニティプランナー(以下、CP):三神早耶(misa)さん / 転職チャンネルCP:ちさとさん

※そして今回ゲストに迎えたひのりほさん、仲奈々さんはWebオンラインスクールSHElikesのご出身!SHEで学んだライティングのノウハウやお仕事につながる実績など、ライター未経験の方でも安心して学べます。体験レッスンも随時開催しているので、気になる方はぜひ受講してみてください!

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