見出し画像

ノーコードAI開発ツールNode-AIは、noteをはじめました。

初めまして、NTTコミュニケーションズのノーコードAI開発ツールNode-AIのプロダクトマネージャーの切通です。
この度AI導入に役立つ様々な情報を発信すべく、また、Node-AIを知ってもらうべく、noteを始めました。NTTコミュニケーションズEngineer’s Blogでも既に発信していましたが、あちらはよりエンジニアリング分野の発信を、こちらではビジネス分野の発信をしていきたいと考えています。
今までAI導入に悩んでいるたくさんのお客様、ユーザの皆様とお話ししてきました。このnoteを通してそのお手伝いができれば幸いです。

Node-AIとは?

Node-AIとは、ドラッグ&ドロップでモジュールを繋げることで直感的にAI開発ができるノーコードAI開発ツールです。2024年2月現在、URLにアクセスしてメールアドレスとパスワードを登録すれば誰でも無料で利用を始められるベータ版が公開されています。

動画にあるよう、データをアップロードし、前処理を繋げてAIを学習させ、評価するという一連の流れをモジュールを広大なキャンバス上にドラッグ&ドロップして繋げるだけでフローを作ることができます。
テキストを配置することで分析フローの説明を行ったり、グラフでの可視化も行えるなど、分析結果やデータの中身が直感的にわかりやすいというのもNode-AIの大きな特徴です。
センサーや売り上げデータなど、時刻ごとに数値が存在するような、グラフで表せるデータ、つまり時系列データに特化しております。
適用可能な課題としては

  • センサーの未来予測

  • 売り上げ予測、需要予測

  • 異常検知

  • 因果分析機能などを用いた要因分析

などが挙げられます。具体的なユースケースとしては活用事例にも掲載されていますので、興味のある方はご覧下さい。
特に、2023年から製造業をはじめとした人手で行なっている作業をAIによって自動化するサービスであるAI AutoPilotがNode-AIを活用して提供されています。

Node-AIが解決したい課題

Node-AIがAI導入の課題としてフォーカスしているのは3点です。

  1. AI開発の技術的な敷居の高さ

    1. AI開発には一般的にプログラミングと機械学習や統計の知識が必要であり、習得には長い時間がかかります。さらに、データ分析者だけでなく、AIの導入の意思決定に関わる人の知識も必要です。

  2. 関係者のコミュニケーションコスト

    1. AI開発と導入にはデータ分析者だけではなく、業務を実施している現場やシステム部門などの関係者との連携が必要不可欠です。

  3. システム導入の難しさ

    1. AIのシステム連携にもAIの技術的な知識や、ソフトウェア開発の知識が必要です。さらに、季節が変わるとデータの傾向も変わり、AIの精度が劣化してしまうといった継続的な学習が必要という問題も生じます。

各項目に関する詳細な考察はまた別のnoteで解説したいと考えています。

Node-AIの今後のロードマップ

Node-AIは2024年2月現在、1週間に1回アップデートを行い、新しいモデルや前処理などの機能開発、バグ改修などをどんどん行なっています。
今後はまず直近は新しい前処理や新しいモデルなどの充実を行なっていきます。さらに、AIの技術的・ビジネス的な面でお悩みのお客様向けに、AI人材の育成コンテンツを配信していく予定です。

今後ともよろしくお願いします。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?