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今週のニュージーランドの新聞記事より - 学校の無料ランチの危機

また、週末がやってきました。
ニュージーランドでは、日照時間が1番短い日が金曜日でした。
これから日が長くなってきて、春に近づいてくるのかと思うと、
ちょっと嬉しいです。
といっても、まだ冬真っ只中で、雨の日が続いていますが。

今日の新聞記事は、ニュージーランドの学校で提供される、無料のランチについてです。
とは言っても、すべての学校で無料のランチがあるわけではなく、所得が低い人たちの多い地域の学校に限られています。

貧困は大きな問題であり、そのため朝ご飯を食べず、学校に来て
昼ご飯も学校に持って来ない、と言う子供たちが多くいます。

ニュージーランドでは昼ご飯、つまり日本でいう「お弁当」、と言っても
本当に簡単なものです。
例えば、こんな感じ。サンドイッチはピーナッツバターを塗っただけ、みたいなものが多いです。これに、市販の小さい小分け包装のポテトチップスをつけるとか。

5分もあれば作れそうですよね

日本のお弁当の様に、加熱調理した物をいれたり、子供が喜ぶ見た目にする努力はほとんど見られません。笑

少なくとも、15分はかかりますよね

現在のところを無料のランチを支給されている学校は、ニュージーランドの中で
1013校、 生徒数で言うと 236,000人。

だが、政府の公式無料ランチに関するウェブサイトです。

今回の、政府の大幅予算削減で、無料のランチにかける費用も見直されたようです。
現在、一人当たり昼食に5ドル以上はかかっているらしいですが、今回の予算削減後は一人当たり3ドルに抑える予定のようです。

下の記事は関連記事で、うちの近所の高校のフリーランチの例が、写真に載っています。
多分に新聞に例として出す位だから、これはランチのバラエティーの中で結構良いランチの例なのだと思います。
そのまた近所の小学校でもフリーランチが提供されていて、その学校でボランティアをしていた時、「冷えたピザが一切れと、チップスと野菜スティック」とかそんな感じのものを見たことがあります。

無料ランチのアイディア自体は良いのですが、特に予算削減で栄養的に十分なランチが提供できているかどうか、が1番の問題のようです。
まぁ、全く食べるものがないよりはいいのかなぁ。

日本でも予算の問題で給食業者が苦労していると言うニュースを聞いたことがあります。


どこの国でも物価高で、大変な様です。


ニュージーランドでは、健康的な食事にお金をかける余裕がない、と言っている家庭でも、親がタバコやお酒にお金を使っていると言う事例も見かけます。
(日本でもそうなのかなぁ)

結局は、周り回って、親の教育レベルとか、マインドセットとかいろいろなことが関連しているように思います。

とにかく私は、私ができることで、次の世代に与えるネガティブな影響を最小限していく努力を続けたいと思います。

「親も育つ子育て」を広めるために、私の持っている知識、経験、資料をできるだけ無料で皆さんに届けたいと思っています。金銭的サポートが可能な方で、私の活動を応援していただける方は、サポートをしていただけると嬉しいです。