目を覚ませ、という話

 まず初めに簡単に自己紹介と書くに至った経緯を。

 私は20代前半で元ネトウヨだ。

 中学生の頃は中韓が大嫌いだった(といっても漢字が好きで中国語の勉強は少ししていた)。

 きっかけは大学生の頃。たまたま聴いたBTSの曲と、ジョングクのビジュアルに圧倒されてから韓国文化に興味を持った。


 この記事を書くに至ったのは、新・立憲民主党ができて、国民(国民民主党のことではなく、一般的な意味の)はまるでお祭り騒ぎではないのに、一部の狂信的な立憲民主党サポーターだけがお祭り騒ぎなところを見て、このままだと真の意味で強い野党が作られないことに失望したからだ。少しでも立憲関係者に目を覚ますことができたら幸いである。


 なお、私はnote初心者につき、ことさら読みやすいテキストスタイルではないかもしれないし、文章だと思う。

 しかし精一杯書かせていただき、真意が伝わることを切に願う。



1.意図的か、あるいは


 ついに長きにわたる立憲民主党と国民民主党の合流話に結論が出て、立憲民主党の代表は枝野が就任することとなった。いよいよ幹事長が福山であるなら、何が前の立憲と異なるのかわからなくなってくるが、サポーターからしたらそれでも“何か“違うのだろう。

 私が危機感を覚えた理由は立憲民主党関係者と、その狂信的なサポーターは、期待されていないという事実から意図的かあるいは本当に気付いておらず、身内だけの大きな期待を日本の期待と勘違いをしているところだ。

「いや、その意見はネトウヨだ。まだ何もしていないのに期待してる人が○○%もいる。」

「大きな塊は自民を支持しない人の受け皿になる。」

 このような意見を毎日新聞の紙面上の「声」で読んだことがある。確かに大きな塊は必要で、自民に対抗できる野党が必要なのは確かである。また、大きな塊でないとそもそも相手にしてもらえない、という意見ももっともで、一定の議員数がいないと議院運営委員会の理事メンバーに名を連ねられない。そういう意味ではそうだが、それだけなら野党第一党であれば十分果たせる。

 ここで大事なのは大きな塊が先か、自民のダメな政策に変わる良い政策が先か、である。立憲民主党は大きな塊が先だと考えているようだが、そこが間違いである。大きな塊でなくとも良い政策だったら国民が強く求めることは定額給付金10万円をみれば明らかである。国民は立憲民主党サポーターだから、立憲民主党が野党第一党だから10万円を支持したわけではない。ここに大きな塊は関係がなく、一部の人がもらえる30万円と、みんながもらえる10万円は後者の政策が多くの国民にとって良い政策だから強い支持を受けたのだ。

 つまるところ、安倍政権だろうが自民党が与党だろうが国民生活においては重要ではない。自民党が増税を主張しても野党が頑張って減税を主張し、なんとか増税を阻止することは可能だ。そうでないなら政策ごとに与野党が違ってくれないと困る。つまり政策ごとに国民投票が行われないと、すべての政策において国民の意思は通らない。しかしそれは民主主義において非効率であるから、間接民主制となり、与野党が協議をし、たとえ自民党が政権与党だとしても、時として野党の政策を反映されることが必要なのだ。

 しかし、ではなぜ自民党が選ばれるのかといえば、直接国民の生活水準には直結しない外交政策が他と比べて圧倒的だからである(もちろんこう考えて投票してるかはわからないが)。

 たとえば韓国に輸出管理をしようがしまいが、ネトウヨにとっては大問題だとは思うが、多くの国民にとっては大問題ではない。この問題が円満解決したって多くの国民の最低賃金は変わらないし、もらえる年金だって変わらないし、明日回らない寿司を食べられるわけでもない。

 ではこの問題がどうでもいいのかと言えば、国家レベルで重要な問題だ。将来の日本、国家としての日本を考えていく上で絶対に譲れない問題なのである。これを外交初心者の自民党以外が担当するなど、論の外である。領土問題や通商問題だってそうだ。ここにおいて重要なのは後進しないことで、現状維持、あわよくば前進することが求められる。

 立憲民主党の代表選をみてみよう。枝野は終始、菅官房長官の自民党総裁選での発言を意識し、投票権のもつ議員の後ろにいる立憲コミュニティ(日本国民全員ではない)を意識した発言が目立つ。一方泉は、少数派である国民民主党の議員を意識した「風通しの良い」発言であったり、「提案型」という日本国民全員を意識した発言が多い。今回の代表選はどうせ議員しか提案できないのだから外交政策など国家をどう担っていくかの発言を中心にして欲しかったし、党支持者を意識した発言は国政選挙の時にして欲しかった。


 長くなってしまったので一旦ここまでにしておこう。

 全くの無名である私のこの記事が反響を呼ぶとしたら遠い未来のことであると思うが、また時間と心に余裕ができたら徒然なるままに描いてみようと思う。


(人物名敬称略)


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