技術職も、ヒト相手ならサービス業
先日ヘアカットに行ってきたnocoroです。
私は、田舎へ移住する前、
都内の美容室へ通っていました。
近くて買い物ついでに便利だから。
口コミ見て選べばまず、
そんなに悪くない仕上がりになる。
それが3年前に、海辺の田舎町に移住。
予想をしていなかった
「美容室難民になってしまった」のです。
▼まず第一の問題
「技術が低すぎる」
今まで「割と上手かなぁ~」と思っていた美容師さん。
ごめんなさい。めちゃくちゃ練習されていたのね。
《エピソード1》
移住して3か月。
地元のオシャレ女子が「絶対ココ!」と勧めてくれる
ちょっとオシャレな美容室へ。
ずっとショートヘアだった私。
移住して初めに行ったこの美容室で
度肝を抜かれた!!!
カット中に「あれちょっと軽めかなぁ」と思った。
でもこんな風になるとは…
帰宅後シャンプーしている時の「指の不自然な軽さ」
嫌な予感がする。
恐る恐る鏡にの曇りを拭くと・・・
映ったのは、
「えっっっ!!!!落ち武者!!!泣笑」
スッカスカに軽くなった毛先から
ポタポタと儚く滴り落ちるしずく・・・
乾かすと、また哀れ。
え~~地肌透けてるやん!泣笑
まぁ、髪は伸びる!大丈夫!←前向き
帽子や、スタイリングで誤魔化して何とか【3か月】伸ばしました。
《エピソード2》
さぁリベンジ!!
車で1時間半かけて、
予約の取れないこだわりの美容室へ。
古民家を改修した素敵な空間。
これは期待! 前回の事情を説明していざカット!
出来上がったのは
「見事なオカッパ!」
というか、片桐はいり様!!!
ん?良い歳になったワカメちゃんか⁉
スカスカのトラウマから次はこうなるかぁ~
これは、もはやギャグかな⁉
でも面白いかなと思って、その時は納得したら…
奥から出てこられたのが、私と全く同じヘアの奥様!
そうきたか!!
そして後日、同じ美容室へ行った友人のヘアは…
はい。
お察しの通り、同じ~おかっぱ~♡♡
マイブームでいらっしゃった様です。
《2回の反省により自粛》
私は2度の失敗により、
「髪を切らない」という選択をいたしまして、
それから約8か月の間、
耐えに耐え髪を伸ばしました。
ちょこちょこ微調整のセルフカットしながらね。
そして帰省の際に、いつもの美容室でヘアカット。
パーマをかけてもらって、
「1年、髪を切らなくて良いヘア」にしてもらいました。
結局、1年半くらいヘアアレンジで頑張ったかな。
スタイリングすれば良い感じに見えるヘアに仕上げてくれた美容師さんに感謝しつつ、美容室を探しました。
もうエリアのホットペッパービューティーの情報、全部見ました。
そこで、ショートヘアが上手な美容室を見つけたのです。
車で2時間弱、しっかりかかるけど…
3度目の正直?
2度あることは3度ある?
さぁどっちだ!?
はい。
ありがたいことに、
1年半以上そこへ通っています。
でね。ここからが本題。
前振り長くてごめんなさいね。
今通っている美容室。
とっても嫌な気持ちになる問題があったのです。
これが重要な《第二の問題》
美容室ってやっぱりサービス業なんだ!
現状通い続けている美容室
ショートヘアをカットする技術力。
「おぉ♡」という感じでした。
今担当してくれている美容師さんは、それを分かった上で私のファッションを見てコーディネートするようにカットしてくれる。
素晴らしい技術をお持ちでした。
でもね、私がモヤモヤ~っとする問題が
山積みだったのです。
①美容室が汚い
おしゃれ~な美容室なんです。白の内装にアンティーク家具。セレクトショップの雑貨が、余白も綺麗にレイアウトされている。
だ・け・ど、床が汚いの。毛だらけ。
前の人の毛かな?カットのエリアじゃない場所まで、とにかく汚い。
これは…都内の某エリアなら、即刻クレーム。口コミが荒れて閉店レベルです。
②シャンプー雑すぎん?
シャパシャパと爽やかに顔にかかってくる水シブキ。
顔にペラペラの紙を乗せないスタイルでやっているのは、良いんだけどさぁ。しっかりと飛んでくる泡。気になりますの。
そして、シャンプーしながら電話が鳴って「すんませんね」と言って放置して、電話出た~!ビックリしました。
③そのシザー(ハサミ)大丈夫!?
私でも分かる。びっくりするほど、シザーが切れない。
ブチブチという感覚。子供用の工作バサミで、自分の前髪切るよりブチブチ感覚が強い。研いでないな。
そして、致命的なことが一つ。シザーを何度も落とす。
美容師さんって、シザー落とさない! 大事にしているから。刃こぼれしちゃうから。切れなくなるから!
私は服飾の学校を出ていますが、やっぱりハサミが自分の手のように大事。切れ味が、シゴトの質を左右するから落とさないよう注意を払って当たり前のもの。料理人の包丁の感覚と同じだと思う。
切れないシザーで切られた髪はね、超絶引っかかるし、痛むのよ。
④ヘアカットしながら副業の打合せしてる
副業というか「2足のわらじ」というのは今あたり前だと思う。
彼は「カメラマン」としても活動している。アシスタントの方と、写真の打合せをしながらサクサクとカットしているのだ。
これには驚いた。
だけど、お客様の髪をカットしている時に、打合せ。ましてや、シザーをスライドさせながら振り返り、シザーはノールック!
「お~~~~~~い。手元は見てくれい!」プロとしてダメだ…よね?
こんな感じです。
地元の女子たちに
「これ普通?」と友人たちに聞くと
「普通」だそうです!
これ以上を求めるのは難しいのだと判断しました。
美容室の値段はね、都内料金と差は無いのです。
カットは4500円~6000円くらい
技術と接客には大差あるなぁと感じました。
でもこの差って、一体なぜ生まれるんだろう?
「差」はプロと意識の差
これに尽きる。
やっぱり都内の店舗では、
常にハイレベルがひしめき合っている。
美容室内もだし、店舗同士も。
ライバルが居て、生き残りをかけるように
競い合って切磋琢磨している状態。
▶▶
地方では、そもそもライバルが少ない。
そして、
レベルの高いところを知っている人が少ない。
①ハイレベルの状態を知らなければ
やっぱり、レベルを上げるのって難しい。
②ハイレベルを知っていても、
周りのレベルにだんだん合ってきてしまうもの。
何でもそうだなぁ。
私は②だなぁと。
ちょっと残念な 美容室事情について
考えている時に気付いた。
地方のレベルに甘んじてしまっている。
大切なのは、プロ意識。
それは自分で、より良いシゴトをしていこう!という向上心であって、自分の向上心にワクワクしている状態。
私は、プロ意識を持ってシゴトをしていきたいんだな。
自分の考えも再確認した。
近い将来整体で独立しようと考えている。
今のこのモヤモヤする経験を
自分に生かしていけると確信している。
結局、美容師さんに感謝♪なのでした。