![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/88343983/rectangle_large_type_2_47e57d4efcffe31f04f6daafe775b019.png?width=1200)
ゲーム会社の作品選考を勝ち抜く、3つの要素
もう10月ですね。オクトーバーです。どうでもいいけど、「オクト」って8の意味があるんですよね。だからタコは8本足で「オクトパス」。
じゃあ、なんで10月がオクトーバーやねん!というと、昔は3月スタートで、8番目の月が10月という名残だそうですよ。
知るか、そんなん。
どうも、NAオンラインのイハラです。
10月といえばですよ、もう早いところでは次年度の就職活動がぼちぼち始まろうとしているわけです。いわゆるキックオフですね。
コロナ以降、学生さんの動きがスローになっている…という話をよく聞きます。まわりの状態がわからないから、ついつい後手にまわるんでしょうね。
その反面、早く決める人は一定数いるという話も聞きます。
まあこれも毎年言われていることですね。
早く決める人はいいんです。
問題はスロースタートな人。
なんで問題かというと、就職活動の開始が遅いと、その分就職活動の機会を逃してしまうから。
大企業の採用時期が比較的早いというのは事実ですし、中小企業にしても採用人数が充足すれば募集を締め切ります。
さあ、就職活動だ!という時期から動いていたのでは遅すぎます。
焦る必要はないですが、焦らないよう準備するのが大切ですね。
ゲーム会社に就職を考えている人は、そういうことも見越した上で学校での制作活動をおこなってほしいと思っています。
さて。
じゃあ、ゲーム会社へ入社するために必要なモノは何なのか?
今日はそれを独断と偏見で一方向の視点から、3つお伝えします。
一方向というのは「作品」にスポットを当ててお話するってことです。実際の選考にはいろんな要素が絡み合っているので、その話はまた後日。
機材環境
まずひとつめ。デジタル作品を制作するのに欠かせないのがパソコン。
あまりに当然のことなので、お前アタマ大丈夫か?と思われそうですが、ページを閉じずもうちょっと聞いてくだせぇ。
今は専門学校に入学した際、制作用のノートPCを購入することが多いようなので、家でも学校でも制作することができます。
しかしながら、学校じゃないと制作できない、という人も少なからずいるのも事実。
3DCGの制作は時間が掛かります。正直、学校の授業時間や学内で使用できる時間だけでは足りないと思います。
いろいろな事情があるとは思いますが、24時間いつでも制作できる環境を整えておく、というのが最低限必要な条件だと思います。
PCのスペックやモニタ、ペンタブなどもできるだけ制作に適したものを揃えたいところ。小さなストレスが重なると大きな負担になりますからね。
実際、PC機材一式そろえて、AutodeskやAdobeやらサブスクリプション契約すると目がくらむことになりますが、学割などをうまく活用してください。
制作時間
次にお伝えしたいのは制作時間。
誤解を恐れず書くと、作品のクオリティは制作時間に比例します。
もちろん時間をかけたらいいのかというと、そういうわけではありません。ポリゴン数が多ければいいのかというと、そうではないのと同様です。
でも同じ人物が1時間で作ったものと5時間かけて作ったものは、間違いなく後者の方が作り込まれているはずです。
プロの現場では納期があるので、自動化のスクリプトを使ったり、便利なツールを使ったり、あの手この手で時短を図ります。
ただ、勘違いしてほしくないのは、納期に間に合わせるのが目的ではなくて、納期までにできる限りのクオリティを出すため、少しでも制作時間を確保する手段として時短の工夫をしている、ということです。
学生の皆さんが制作する目的は何でしょうか?
身もふたもない言い方をすると、就職するためだと言えます。
じゃあ、就職するためにはどうすれば良いのか?
それは、クオリティの高い作品を作り、自分のスキルをアピールすること。
じゃあ、クオリティの高い作品を作るには?
そうです。そのひとつが制作時間。この制作時間を確保するためにも、前述した24時間使える制作環境が必要になるわけです。
答え合わせ
機材も用意した、制作時間も確保した、じゃあこれでOK、レッツゴー!
となるわけですが、もうひとつ大切な要素があります。
先ほど制作時間は大切だよと言いましたが、当然、時間の使い方も大切になってくるわけです。
応募作品の中には、3Dのディフォルメキャラを10体ほど制作している気合の入った作品もあったりします。
ただ、どれもローポリで造形もいまいち、クオリティ的には一定ラインに届いておらず、作品数は多くても、残念ながらお見送りすることになります。
趣味で作るのならそれで全く問題ありません。
ただ、就職作品ではある程度のクオリティが求められるわけです。
自分が制作した作品には、どうしても愛着というバイアスがかかるので、クオリティの良し悪しを正確に判断するのは難しいもの。
そこで必要になってくるのが答え合わせです。どこがおかしいのか、何が足りないのか、どうすれば良くなるのか…それを知らなければなりません。
それはどこで教えてもらえるのか…?
もちろん、みなさんが通っている学校の先生に聞くのがひとつ、友達の意見を聞くのもひとつ、SNSの上手い人に聞くのもひとつ。
学内で実施される作品展で企業の人からの意見も積極的に聞いてみましょう。凹むんじゃうかもしれませんが、これもとても大事。
あとは…NAオンラインの講座を受けてみる…!というのも追加しておいてください。人体講座、観察力講座、絶賛受付中!
今回の話をまとめると、時間を費やせば良いものができるし、おかしなところを直していけばクオリティ高いものができますよ、ということ。
冒頭で言った通り、一方向からの視点なのでいろいろ反論もございましょうが、少しでも就職作品に取り組むヒントになったのであれば幸いです。
今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございます!
ついでにスキを押してくれたら、今夜の晩御飯はタコ焼きにします。