3Dモデリングで最も大切なこと_その1
生モノにあたって、まる2日間トイレとフトンの往復行脚、イハラです。
結局、3日間ほど家に引きこもってたわけですが、昔ならずっと家にいる罪悪感やストレスを感じたものの、このコロナ禍でそういった感覚も消え失せ、精神的には健やかに過ごすことができました。
身体的にはボロボロでしたけどね!
さて、今日のタイトルはかなり大きな題材のような気もしますが、今も昔も言われていることのなので、普遍的なことかもしれません。
というわけで、とりあえず回想モードに入ります。ホワホワホワ~ン。
・・・
これは僕が新人モデラーだった時のお話し。
とある庭の植物を制作することがあったんですね。
当時のゲームは潤沢にポリゴンが使えるわけではないですし、植物なんて100ポリゴンいくかいかないかというレベル。
そんな制約の中でリアルな植物を作るっていったって再現は無理やん。
と思って作ってました。
そしてできたモデルを先輩にチェックしてもらった際、言われた言葉が、
「ちょっと外行って、植物見てき。」という一言。
実物見て、触って、それからもう一度作り直せと。
今ならわかります。先輩が言いたかったこと。それは、
「お前は植物の何たるかをわかってねーわ。」ということだったのですね。
この「何たるか」ってなんやねん。って話が今日のタイトルに遠回りながら直結します。近いのか遠いのかわからんな。
急に話の切り口が変わりますが、事物はさまざまな要素で構成されてます。
カタチ、色、質感、状態、内部構造…などなど。
で、それを再現するのが3Dモデラーの仕事である、とも言えるのです。
再現するには何が必要か?
そのものをしっかり理解することが必要です。
理解するためにはどうすればいいのか?
見て、触って、五感を最大限に使うことが必要です。
五感を使って理解する、つまり「良く観て察しろ」ってことですね。
良く観て察する…観て察する…
そうです!観察するってことです!
ホワホワホワ~ン…
って、ここでまさかの回想終了。今回の記事もここで終了。
次回、観察することについて、もう少しお話します。