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「減らす学び」が、世界を変える。#意味のないことに意味がある


足し算より、引き算。


この記事を読み始めていただき、ありがとうございます!
大久保信克です。

2022年4月。
一般社団法人Gibberish-Lab.が運営する
ジブリッシュスクールがはじまります。(詳細は最下部に)

Gibberish(ジブリッシュ)
意味のない言葉を口に出すこと。


このスクール。
今までの学校とは「概念」が異なります。

一体、何が違うか。

それは
「足し算」よりも「引き算」
ということ。

インプットより、アウトプット。
身につけるより、削ぎ落とすこと。
に重きを置いています。


今までの時代は

  • どれだけ知識を身につけて

  • どれだけスキルを高めて

  • どれだけ情報を仕入れて

こうした努力が求められる時代でした。


しかし、時代は大転換期。



明日この世界がどうなるかわかりません。
こうした時代背景の中、必要とされる学びも変化しています。


足し算も大切ですが、同時に、
足しすぎたことの弊害にも目を向ける必要があるのではないでしょうか。
物事を見つめるときは、両極見つめることが大切です。





引き算の後に、残っているものー。


今日の常識は、明日の非常識。

大きい会社に入ったら安泰ーという時代は終わりました。平均給与も諸外国が高まっていく中、日本だけは横一辺倒。このまま現状維持を続けていたら衰退するだけです。でも答えを見つけられない。国も、会社も、個人も。セオリーや常識やマニュアルがあてにならなくなってきています。

AI時代に必要な能力は、知識でなく感性
計算や頭脳では圧倒的に敵いません。

自らの感性を研ぎ澄ませ、
クリエイティビティ(創造性)を発揮し、
臨機応変に変化に対応することが求められています。

AERA STYLE MAGINE より転載


だからこそ、
「自分の中にあるもの」をいかに生かすか。
この視点が鍵になります。

  • IQよりも、EQ(感情の知性)

  • 理論よりも、経験

  • エビデンスよりも、結果

  • 情報よりも、感性

  • お薬よりも、自己治癒力(免疫力) etc..

外にあるものでなく、自分の中にあるもの
元々あるものをどれだけ活用できるか。
そのための学びに、もっと目を向けてもいいのではないでしょうか。




「自分の中にあるもの」を輝かせる学問


実はこれこそ、時代の転換期に必要な学問です。

日本陽明学の祖といわれる中江藤樹(以下、藤樹先生)のことを紹介させてください。私自身、高校生の時に『代表的日本人』を読んで感動し、そこから深く学び始めたのですが、藤樹先生の時代に奨励されている学問だった朱子学は、形式ばかりを重んじる知識一辺倒のものでした。

藤樹先生は、陽明学との出会いを通じて、幕府側の御用学問となっている朱子学のあり方に疑問を持つようになりました。

そして、

  • 本当に大切なことは自らの心を磨くこと

  • 一人ひとりが元々持っている宝物のような徳を明らかにすること

  • 学問の本来の目的はここにあるのではないか

こうした思いが湧き上がってくるようになります。そして、陽明学と真剣に向き合い、人生をかけて挑戦し続けた結果、藤樹先生の感性によって更に陽明学を発展させることなり、熊沢蕃山、大塩平八郎、佐藤一斎、吉田松陰など、多くの偉人へとその思想が受け継がれていきました。

例えば幕末の頃。時代を動かしたのは寺子屋出身の人物ばかりです。現体制が管轄する藩校出身の人間よりも、村々で学び、自らの内にあるものを磨く学問を受けた人物が時代を動かしてきました。

人間が生きる(活きる)ためには、
"内側にあるものをどれだけ発揮しているか"
ここが何よりも大切です。

そして、これは日本の昔話でなく、世界でも最先端といわれるような教育とも通じています。

モンテッソーリ教育は、医師であり教育家であったマリア・モンテッソーリ博士が考案した教育法です。
「子どもには、自分を育てる力が備わっている」という「自己教育力」の存在がモンテッソーリ教育の前提となっています。歩くことを教えなくても、歩こうとしたり、積極的に環境に関わりながら様々な事柄を吸収していったりする姿は、子ども自身が自立に向かって、成長・発達していこうとする姿のあらわれといえます。この内在する力が存分に発揮できる環境と、自由が保障された中で、子どもは自発的に活動を繰り返しながら成長していきます。

日本モンテッソーリ教育総合研究所HPより

シュタイナーは教育理念をこう言っています。
「子どもの魂の中にあれこれいろいろなものを注ぎ込んではなりません。そうではなくて子どもの精神の前に畏敬の念を持つのです。この精神は自分自身で成長していきます。私たちの責任は子どもたちの成長を妨げる障害物を取り除き、その精神が自分自身で成長するきっかけをつくってあげることなのです」
シュタイナー教育は一人ひとりの個性を尊重し、個人の持つ能力を最大限に引き出す教育です。そのためには、その学年、その年齢にふさわしい授業カリキュラムを学び、知的能力だけでなく、手足を動かした芸術作業にも重点を置いて取り組んでいます。豊かな心を持ちながら、頭と手足を使って生き生きと活動する中で、自分の能力を発展させていける人間形成を行っています。

東京賢治シュタイナー学校HPより


今こそ、「意味のないこと」を大切にしよう。

だからこそ、私達は「意味のないこと」に力を注いでいます。あまりにも情報(=意味)が増えすぎて、現代人は頭でっかちになりすぎているからです。

大量の情報の波・言葉の渦によって、知らぬ間に脳がコントロールされ、自分の中にあるものの素晴らしさを忘れていないでしょうか。感性よりも理性を働かせ、自分本来の感情を押し殺しながら、自分の基準より社会の基準で生きるようになってはいないでしょうか。

もしかしたら当てはまっているかもしれません。

しかし、ご安心ください。
そこで「意味のないこと」が力を発揮するのです。

今の時代が昔と違うのは、私たちが圧倒的に余計なものを身につけてしまっているということです。だからこそ、自分の中にあるものを生かす前に、まずはじめに、身につけた余計なものを「引き算」することが必要です。

  • 今、あまりにも情報がありすぎて頭でっかちになっていませんか?(頭)

  • 慢性的なストレスなど抑圧した感情に振り回されていませんか?(心)

  • 日々の暮らしの中で、体に染み付いた緊張や疲れに引っ張られていませんか?(体)


凝り固まった思考、心の内側に抑圧してきた感情、体中の疲れや緊張。
「頭と心と体」は完全には分離できずに相互作用しています。

ジブリッシュ・スクールでは、これらを統合的に捉え、余計なものをデトックスし、元々あるものを生かすための学びを提供します。

そのための最も重要なキーワードが「ジブリッシュ」です。
(※ジブリッシュ:意味のない言葉を口に出すこと)

The way to clear all the other thoughts at the moment (一瞬で雑念を消し去る方法)

表面的なところだけを受け取ると意味がないように思われがちですが、意味のないことを大切にすることで、どこまでも意味のある世界が広がってくるのです(逆説的になってしまいますが・・・)。

そして、ここまでに述べた「引き算の学問」にも、「内にあるものを生かす学問」にも活用できます。

これは論より証拠ということで、ぜひTEDxの動画等を参考にしていただきながら、実践してみていただけたらと思います。人によっては効果を即実感できるはずです。

しかし、やってみて

  • 苦手意識が残っている

  • まだまだ奥が深そう。何かある。

  • 本質的要素、奥深い要素を学びたい

  • 考えすぎる癖をなくしたい

  • 自分の枠を取っ払いたい

  • 抑圧感情を深く解放したい

  • 感情マネジメント力を高めたい

  • 頭・心・体の健康を促進したい etc..

さらなる関心を持っていただけた方は、ぜひ以下の情報にも目を通していただけたらと思います。ご一緒できることを楽しみにしています!


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