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【第88回】 MuleSoft 認定開発者試験 Level 1 合格体験記

2024 年 5 月 6 日から、MuleSoft 認定試験の仕組みが大きく変わるため、この記事に書かれている内容は、2024 年 4 月 19 日以降は利用できません。認定試験の仕組みの変更については、下記の記事を参考にして下さい。


Salesforce ファミリーの MuleSoft の勉強を開始して MuleSoft 認定で最も基礎的な「MuleSoft 認定開発者試験 Level 1」を獲得することができました。

2023 年 8 月現在 MuleSoft では「MuleSoft 認定開発者試験 Level 1」の試験対策コースであるAnypoint Platform Development: Fundamentals」コースを完了させることで「MuleSoft 認定開発者試験 Level 1」の試験を無料で 2 回受験することができます

こちら現在 Salesforce や MuleSoft に関わっていなくても、どなたでも受験は可能かと思いますので「我こそは!」という方はトライしてみて下さい。みんなでキャリアアップを目指しましょう!

試験概要

MuleSoft 認定開発者資格は、開発者が基礎的な API やインテグレーションを設計、テスト、デバッグ、デプロイ、そして管理するための、 または、Anypoint Platform と Anypoint Studio の連携をするための知識と技術を持っていることを認定します。

この資格は、開発者に下記の技術・能力があることを認定します。

■ MuleSoft がホストする Anypoint Platform を使って、基礎的な API のライフサイクルの工程 (設計 - ビルド - デプロイ- 管理 - 運営)を 担うことができる。

■ Anypoint Studio を使って、基礎的なインテグレーションと API 実装のビルド、テスト、デバッグができる。

■ データベース、ファイル、ウェブサービス、SaaS アプリケーション、JMS キューなど、様々なリソースに接続することができる。

■ DataWeave 2 を使って、基礎的なデータ変換を行うことができる。

■ イベントフローとエラーハンドリングをコントロールすることができる。

■ バッチ処理を実行することができる。

試験形式

形式:多肢選択問題
問題数:60 問
時間:120 分(2 時間)
合格点:正答率 70%
言語:日本語(英語での受験も可能)
受験費用:400 ドル(← 学習コースを完了させることで無料受験が可能)

試験合格までの道のりとしては、前述の「Anypoint Platform Development: Fundamentals」コースを完了させることと、このコースの最後にある模擬試験を、ほぼ満点が取れるようになるまで繰り返し行うことで、試験対策を効率的に進めることができます。またこのコース内では、ハンズオンが充実しており API 開発をしたことがない人にも非常に分かりやすい内容になっています。

この試験に関しては合格体験記を書いている人がたくさんいて、私も参考にさせて頂きました。皆さんそれぞれが試験に関する情報を残してくれていますが、私の方でも気になるポイントがいくつかありましたので共有しておきます。

まず、下記が学習コースの画面になります。左側のメニューに沿って進める形になります。この一覧にチェックマークがすべて付くと完了となります。

このコース完了の判定はとても厳しく、動画を何分見たかを計測していたり、ウォークスルー( WT )と呼ばれる PDF のような画面があるのですが、このページを何分開いているかもすべて計測しています。

現在何分開いた状態かなどは、メニューの下側にある Transcript のリンク先のページより確認できます。

このウォークスルーを完了させる方法がなかなか曲者で、例えば、別タブで画面を開いていても経過時間は計測されません。この画面を操作できるアクテイブな状態でパソコン上で開いておく必要があります。また 2 台のパソコンを使用して一方で開いて置くこともできませんし、画面がスリープになっていても計測されませんので注意して下さい。

このページを何分開いている必要があるかと言いますと、左メニューに最小時間と最大時間の目安が書かれていると思うのですが、その最小時間+ 30 秒ほど待つ必要があります。この 30 秒はタイムラグのようなものだと思って下さい。また、このウォークスルーは最終ページまで見ていることも条件になっていますので、もし待つ場合は、最終ページに進んでから待つことをオススメします。

このウォークスルーは、動画のデモに合わせて作業するか PDF 版で作業するかのどちらかになりますが、私は動画のデモの方に合わせて作業をしたのでこの PDF 版はストップウォッチを片手に、只管待つという方法を取りました。

その他、私の方で気になったポイントを箇条書きでメモします。

■ 模擬試験は何度も受験ができます。私も何度も受験をしたのですが、どうしても最高点が 58 / 60 点にしかなりませんでした。そもそも、そういう仕様なのか、私が単純にミスをしているのか分かりませんが、もし 60 点が取れたよ、という方がいらっしゃったら是非コメントください。

■ 学習コースのすべてにチェックマークが付くと、割りとすぐ「コース完了のメール」が飛んできて、試験のスケジュールもできるようになります。

■ 日本でスケジュールする場合、TLT(東ティモール時間)のタイムゾーンで予約がされます。JST と同じタイムゾーンですので安心して下さい。

■ スケジュールされた時間より前に試験の開始をすることはできません。スケジュールされた時間ピッタリになると開始できるボタンが表示されます。

■ 受験の際、机と椅子が必要です。ですので、例えばベッドの上にあぐらをかいて座るなどは許されていません。必ず机と椅子を用意してください。

■ 試験監督官がリモートでパソコンの設定を行って来る可能性があります。プライベートなパソコンで受験される方で見られたくないものがある方は、事前に見えない場所に隠すようにしておきましょう。

■ 試験監督官より試験開始前のやり取りで Cell Phone を持っているか?と尋ねられる場合があります。これはカメラモードや鏡モードにして、その反射でパソコンのキーボードの上を映し出せということになります。トラブルを避けるために Cell Phone を試験部屋へ持ち込みたくない場合は、手鏡を用意しておきましょう。

■ 試験の最後で Finish を押すと終了となりますが、何ら確認画面もなく、いきなり終了します。心の準備をしてから Finish を押しましょう。

■ Salesforce の Trailblazer Profile の資格一覧への反映には 1 日半程度かかりました。事前に MuleSoft のプロファイルで登録されているメールアドレスが Trailblazer Profile の設定画面上で登録されているかを確認してください。

今回は以上です。


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