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【第5回】 TrailblazerDX 2023 で Salesforce から Einstein GPT が発表

CRM 向けの次世代 AI となる Einstein GPT が TrailblazerDX 2023で正式に発表されました。Salesforce の AI テクノロジーである Einstein(アインシュタイン)の次世代版となります。今回の発表のハイライトは以下です。

・Einstein GPT は、ジェネレーティブ AI を使用してすべての Salesforce クラウドでパーソナライズされたコンテンツを作成し、すべての従業員の生産性を高め、すべてのカスタマー エクスペリエンスを向上させます。

・Einstein GPT はオープンで拡張可能であり、CRM 専用に構築されたパブリックおよびプライベート AI モデルをサポートし、信頼できるリアルタイム データでトレーニングされています。

・Einstein GPT は OpenAI と統合され、Salesforce の顧客にすぐに使える生成 AI 機能を提供します

・Slack 用の新しい ChatGPT アプリは、OpenAI の高度な AI テクノロジーを統合して、会話の要約、調査ツール、執筆支援を即座に提供します

・Salesforce Ventures の 2 億 5000 万ドルのジェネレーティブ AI ファンドは、スタートアップ エコシステムと責任あるジェネレーティブ AI の開発を強化します

Salesforce プレスリリースから

具体的に何ができるようになるかと言えば、以下が発表されています。

・Einstein GPT for Sales : メールの作成、会議のスケジュール設定、次のやり取りの準備などの営業タスクを自動生成します。

・Einstein GPT for Service : 過去のケースノートからナレッジ記事を生成します。パーソナライズされたエージェント チャットの返信を自動生成して、パーソナライズされた迅速なサービス インタラクションを通じて顧客満足度を高めます。

・Einstein GPT for Marketing : パーソナライズされたコンテンツを動的に生成して、メール、モバイル、Web、および広告で顧客と見込み客を引き付けます。

・Slack Customer 360 アプリ用の Einstein GPT: Slack で AI を活用した顧客インサイトを提供し、販売機会のスマート サマリーや、ナレッジ記事の更新などのエンド ユーザー アクションを明らかにします。

・開発者向け Einstein GPT: AI チャットアシスタントを使用してコードを生成し、Apex などの言語について質問することで、Salesforce Research 独自の大規模言語モデルで開発者の生産性を向上させます。

Salesforce プレスリリースから

非常に楽しみな機能ですね。AI や次世代と聞くだけで、ワクワクする立ちなので、噂されていた今回の発表を楽しみにしていました。おそらく Salesforce Marketing Cloud にも関わってくる Einstein GPT for Marketing は、新しいコンテンツブロックができるとか、そういう感じじゃないかな〜と推測しています。メールのメッセージキャンバスに、Einstein GPT コンテンツブロックをドラッグアンドドロップすると、そこに、何らかバーンと自動生成されるみたいな。

これは、勝手な推測をせず、続報を待ちたいですね。

また、クイックルックとなる Trailhead も発表されましたので、是非トライしてみてください。早速、私も完了させました。

今回は以上です。


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