〜コアバリュー・パーパス・ミッション〜

コアバリューと理念

人が目的や価値のある物事に取り組むことは人生の意味をつくり出し、それを肯定する

・その人の可能性を信頼すること、期待を持ち続けること
・ことばは人を癒す力がある

パーパス(存在意義)

自分の人生を前向きに生きるというクライアントの希望を支援する

ミッション(使命)

クライアントが目的や価値のある物事に取り組むのを助ける



『われわれは産業社会・消費社会に生きている。この社会の目標は、人間の欲求をすべて満たすこと、というよりはむしろ、ありとあらゆる欲求を新たに創り出すことである。だが、一つだけ例外がある。つまり、人間のあらゆる欲求のうちで最も人間的な欲求である意味欲求は、現代の社会的諸条件のもとでは、かえって欲求不満にさせられるのである。』
              (「意味への意志」V.E.フランクル より)

 私は今、21世紀の日本社会に生きています。 
 私の父は昭和12年に群馬県の片田舎に生まれ、戦後満州から帰ってきました。昭和18年に大阪で生まれた母は幼い頃実母を亡くして親戚に預けられ、食糧難の時代に大変な思いをしたようです。
 父母の時代と比べ、食生活は改善され、物質的に豊かになりました。感謝なことです。しかし今の時代、物質的に満たされることだけでなく、フランクルがいうようにひとりひとりの「意味欲求」が満たされることが必要だと感じています。
 
「人が目的や価値を感じる物事に取り組むこと」とその過程がこの意味欲求を満たす一助になり、前向きな気持ちが持てるようになると考えています。

 2009年よりリハビリテーション職として医療・保健・介護分野に従事するなかで、このような思いに至りました。目的や価値を感じる物事に取り組むことを支援できるよう精進してまいります。


『作業療法は、人々を意味と満足とをもたらす作業に、また、身体的および精神的に良好な状態を支援する作業に、どのように就かせることができるのか.』    
   (「キールホフナーの人間作業モデル 改訂第5版」Renee R.Taylor編著)



 
 
 
 

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