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「バビロン」

2月10日(金)から公開される「バビロン」。

 
1920年代から1930年代、映画がサイレントからトーキーに変わっていく様をさまざまなオマージュを捧げながら描いた作品。

今作は山の上にある映画プロデューサーの豪邸で繰り広げられる酒池肉林、映画「カリギュラ」のようなインモラルなパーティーから始まる(攻めたジャズが素晴らしすぎ!)。「BABYLON」というタイトルが出るまでの約30分のオープニング部分は、ハリウッドの退廃と狂乱がウンコやオシッコまで出てきて描かれてます。

ブラッド・ピットのサイレント映画の大スター、野心に溢れ過ぎる駆け出しの女優、映画作りを夢見る青年らが繰り広げるのは、デイミアン・チャゼル版の、ある意味「雨に唄えば」(ミュージカル的な要素も含めて)のリメイクであり、そこに当時のゴシップを書き綴った怪本、ケネス・アンガーの「ハリウッド・バビロン」の要素を散りばめた地獄のユニバーサルスタジオハリウッドのスタジオツアーのような作品。

音楽には「ラ・ラ・ランド」の旋律が使われていたり、マーゴット・ロビー扮する駆け出しの女優も「ラ・ラ・ランド」での女優の卵の変化球だしと、これまでの彼の作品自体にも寄せてたり、「ザッツ・エンタテインメント」や「アーティスト」「マイ・フェア・レディ」と言った作品への目配せも闇フィルターを通してリスペクト。

3時間以上もあるけれど、足りない感じ。もっと!もっと!って思ってしまった。
タランティーノ監督で、ブラッド・ピット、マーゴット・ロビーも出てる「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」で、地獄のスタジオツアーを拡張しよう。

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