・作品販売（DMでの対応）について
後半からkototokiの作品のあらましと
strangeworks・自己紹介についても
2023年04月22日
こんにちは。
strangeworksの井上です。
初めましてと
いつもありがとうございますの方と
おられるので書き出しに困りますね☺︎
早速ですが、表題の作品販売について
ずっといろいろと考えていたのですが、
多くのお問い合わせや、
お客様との会話の中から
決めておいたほうがいい事など
気付かせていただく事が
ありましたので、
まとめてみました。
少し長いかもしれません。
お付き合いいただけると幸いです。
少し前までSNSからのお問い合わせや
通販のお問い合わせは、ごく小数だった為、
厳密なルールというものは考えていませんでした。
ですので通販の対応は、過去に
お買い上げいただいた方などからの
「今回伺えないけど、写真の作品がどうしても、、」と
いう声にお応えし、催事期間中に
通販の対応などさせていただいておりました。
しかし、この一年
フォロワー様の急増と
増えていくお問い合わせに
全然知らないところに
問い合わせとか勇気いるのにありがたいなぁとか
どんどん広がって行く感じ、嬉しいなぁと
思いながらも
基本的には、
「直接お越しいただくお客様を最優先として」
対応をしていたつもりだったのですが
催事の２日目以降や、
後半にしか来られないお客様に対しては
それでなくても少なくなっていく作品の中から
お気に入りを見つけていただく楽しみを
減らしてしまっているのだろうなと感じ
何を優先するべきかと考えた結果
次回の催事からですが
催事用の作品の通販対応は
当面見合わせていただこうと考えました。
しかし、遠方から
SNSの写真からのみで
ご購入を考え、
不安になりながらも
お問い合わせを頂ける方の気持ちも
大切にしたいと考え
遠方からのお客様用には
別に作品制作をおこない
オンラインで楽しんでいただけるように
準備を進めたいと考えています。
もちろん一点づつの制作となりますので
催事とオンラインで同じものが
並ぶことはありません。
オンラインにもいろいろな方法がありますが、
できるだけ実物をお手に取って
見ていただいているような再現が
できればと考えています。
再現することは大変ですし
一つ一つ時間のかかる事かと思います。
しかし、このきっかけを与えていただいた
お問い合わせや、遠方のお客様に
誠実に向き合うと考えた時に、
この行動は必要な事だと感じています。
一度に多くの作品を掲載することは
難しいかもしれませんが、催事の雰囲気や
価格や質感どんな人間が作ってるのかも
お伝え出来ればと思っています。
ツイートや投稿に、価格などの作品詳細なども
掲載してほしいと
お問い合わせをいただいていますが、
上記の内容から
催事用に製作した作品や
雰囲気を重視した画像には
世界観を壊さず楽しんでいただくため、
価格の情報は掲載いたしません。
その代わり別制作の作品を
楽しみにしていただければと思います。
長々と書いてしまいました。
今までおこなっていたことを
急に無しにするのもどうなのかなと思いました。
しかし、かなりの遠方から
わざわざ催事の為だけにお越し頂く方も
いらっしゃいます。
黙っていればわからない事なのかもしれませんが
楽しみに、期待してご来訪頂いたのに
通販で販売済みになっていると
私自身も申し訳ないとの気持ちと
お越しいただく方に
不安を感じさせない為にも
このような対応にさせていただきました。
うるさい事言い出したなぁと
思われた方もおられるかもしれません。
批判もあるかもしれません。
対応としては
これが正解ではないかもしれませんが
今考えれられる事としてまとめてました。
すべて一人でやっていることのなので
対応や行動が遅くなってしまうのは
申し訳ないことなのですが
基本的には皆様に楽しんでいただけるようにと
考えていますので
ご理解いただければ幸いです。
以下は制作しているkototokiの作品に
ついてのあらましと
フォロワーさんも増えましたので
はじめまして！と、あらためましてこんにちは！も
含め
自己紹介や経歴等を記載しています。
よろしければご覧ください。
素材について
使用素材は主に
k10YG
色味は少し柔らかい配合のものを使用しています。
優しい色合いで馴染みやすい色だと
好評をいただいています。
経年変化も楽しんで頂け
地金自体が硬い為、華奢なデザイン、繊細さを
表現するのに向いていると感じ使用しています。
以前は色上げという古い技法を使用し
全ての作品の表面の金の品位を上げていました。
（小判の偽造に使われたりした技法です）
何もしない優しい色合いがとても気に入り
今は時々、k10の強度を持たせたまま
k18以上の色合いを持たせた作品を制作する際に
少し使用しております。
他に使用している素材は
シルバー925、シルバー950、
真鍮。
時々k1０ホワイトゴールドや
k14イエル-ゴールドの地色で使用しています。
基本的にメッキは使用しておりません。
長くご愛用いただく際に、掛け直しなど必要なく
磨きなどだけで元の状態に戻る作品を製作しています。
ご希望であれば説明をして加工させていただいております。
天然石について
私は作ってばかりの人間でしたので
まだまだ知識が浅く
現在進行形で調べたり、
お客さまから教えていただきながら
国内外のバイヤーさんから仕入れ
作品に使用しています。
今までは作品の価格帯を考慮して選んでいましたが
年々と目が肥え普通では満足できない体に
なってきています。。
好きな宝石は決めきれませんが、
ここ数年はバイカラーや、一つの宝石の中から
複数の色が発せられる物や
地味だけど見れば見るほど
時間泥棒な宝石に心奪われます。
価格帯について
デザインによって大きく変わるので
大まかになりますが
全て（税別）
指輪
石なしの指輪：15,000円〜
石ありの指輪：25,000円〜段階的に
30万、50万、80万円前後となります。
平均的に石ありのものは４〜6万円前後が
多いと思います。
ネックレス
石なし：20,000円〜
石あり：25,000円〜80,000円前後
平均的に2〜4万円前後
ピアスやブレスなど
平均的に3〜5万円前後
シルバーや真鍮素材は全体的に1〜3万円前後となります。
自己紹介と経歴
名前 井上 靖康 Nobuyasu Inoue
広島県三次市生まれ
高校卒業後、電気関係の仕事に就職したものの
数年で退職。
ずっと、何ができるか、何が向いているかも
わからずうだつあがらず。。
とりあえず30までは何でも経験してみようと
様々な仕事を掛け持ちしながら
好きだった絵や音楽など、色々と迷走している時に
彫金に出会い、良き師に出会い、
物作りの奥深さや、作る、考える楽しみを。
2年後、仕事の関係で通えなくなり、
その後は独学、学び直しで彫金を学び続けて
初めて11年目の年
自分なりにできる小さな手仕事から
人々のこころに潤いを提供したい。
このような想いから、
‐strangeworks‐ （ストレンジワークス）を
立ち上げました。
当時、ものを大切にする”愛着”という観念が
少しずつ薄れていっているなぁと感じる中で、
価格や品質以外の
他人には推し量れない”もの”の価値を
大切に感じながらジュエリーや
アクセサリーの修理を行う
活動を中心にはじめました。
独立した10年前頃と価値観は大きく変わり
私が大切にしたいなと感じていた事が
世の中の流れになってきているので嬉しい限りです。
現在は作品制作のほうが多くなってきましたがは
修理という行為は、ずっと続けていきたい仕事です。
strange worksの名前は
「いつも変わったことしとてるね笑」とか
「いっつも変な仕事してるね 汗汗」と
言われていた事がきっかけ。
ジュエリーの枠にとらわれず
幅広く活動ができるようにと
屋号にしました。
websiteはこちら
https://strangeworks.biz/2022/03/10/11443/
経歴
2000年
当時務めていたアンティーク着物店で着物のリメイクなど行うなかで、
旧家などから出てくる100年以上前に作られた
錺職人の仕事に何だこれは？？と感銘を受け彫金というものを知る。
その後、偶然入ったアクセサリー店の
「彫金教室やってます」の文字を見て
興味から通い始める。
師は横山隆氏 表にはあまりでられない方でしたが、
超えられない巨壁として、製作者として。人としての目標です。
2003年
小売店の販売や製作業務などを学ぶため有限会社ビーアンドジーに入社。
オリジナルブランドのデザイン、原型製作などプロダクト全般に携わる。
2012年
日常的に持ち込まれる修理品を直すなかで、”ものを直す”という行為に心を奪われていく。
2013年独立
同年4月にstrangeworksを設立。
2013年9月
流れていく刻のなかで忘れ去られた価値や技術。モノや風習などを発掘し
Jewelryやapplied artに再構築する事を目的とした”Kototoki”を始動。
2017年度〜
安田女子大学 造形デザイン学科 彫金非常勤講師
過去の展示会,メディア出演情報
2004年, 12月,
「eclipse 月蝕/日蝕」展 場所：café chou chou / 広島
鉄インテリア la forgerone 岡本友紀
アクセサリー 井上靖康
国内メンズブランドのファーストコレクション
のデザイン、
原型製作に携わりroomsに出展
2006年 9月
rooms13出展 season concept -SHOW- 場所：代々木体育館
主催：アッシュ・ペー・フランス株式会社
2006年10月
矢沢永吉
「NEW STANDARD EIKICHI YAZAWA CONCERT TOUR2006
~Rock Opera2~」衣装提供
その他、雑誌やDJ OZMA ・ DAIGO ・ シドさんなどアーティストへ衣装提供
同メンズブランド 翌年のroomsにも出展
2007年 2月
rooms14出展 season concept -Jungle-新しい冒険の旅へ-
場所：六本木アカデミーヒルズ40
主催：アッシュ・ペー・フランス株式会社
2007年12月
Gackt『オトナファミ』ガンダムの生みの親、
富野由悠季監督とGackt対談企画 Gacktさんに衣装提供
2007年 6月
KAT-TUN『喜びの歌』ジャケット、PV用衣装提供
2009年, 9月
「ｅｃｌｉｐｓｅ 月蝕/日蝕Ⅱ」展
ＡＮＣＨＯＲＥＴ/広島
鉄インテリア la forgerone 岡本友紀
アクセサリー 井上靖康
2009年, 12月
「～四人展～タシュタヨウ～」
カモメのばぁばぁ/広島
レザー 伊藤武司 シルバーアクセサリー 内田真由
絵 坂本愛季 アクセサリー 井上靖康
2013年春
サントリー／CM出演 金麦（広島版）（一瞬ですが。。）
2013年, 8月
「kototoki 展 entr’acte」 FRASCO/広島
同時開催としてstrangeworks＋西野靴店＋チアブ家具」修理
/お直し受注会/広島
2014年,11月
「広島職人博覧会」出展 旧日本銀行広島支店跡地 / 広島
2015年,6月
SUMMER ACCESSORY six creators / FRASCO/広島
2015年,11月
「広島職人博覧会」出展 旧日本銀行広島支店跡地 / 広島
2016年,09月
「– kototoki – 2016年秋冬 催事」 アルパーク天満屋 / 広島
その後定期的に kototokiは年間下記の箇所での催事を行っています。
3月 天満屋 福山駅前店 広島県
6月 高島屋 岡山駅前店
7月 福屋 広島駅前店
8月 天満屋 岡山本店
11月 Épice 広島県 期間約一ヶ月
12月 天満屋 倉敷店 岡山県
2021年10月
古いドイツの鉱石本に描かれていた物を手直、
復刻した標本ケース『ミネラルホルダー』の制作。
クラウドファンディングに挑戦し多くの方からのご支援。
当初の目標を大きく超え達成。
kototokiについて
kototoki の名前は 枕草子 95段
異時（こととき）から
古くから受け継がれてきた伝統、荘厳なる建築物、
朽ちかけた印刷物に残された小さな装飾など
ひっそりと悠久なる歳月を過ごしてきた物たち
その中には、強さと心に響くメッセージがあります
異なる時代、異なる文化、久遠とも思える歳月を過ごし
様々な人の手により 受け継がれてきた物の中にある
溢れ出す美しさを作品に込め
ひとつひとつ 手をかけ 制作しております。
作品について
作品は
WAXを削って制作するロストワックス技法と、
地金から制作する
彫金の技法を組みあわせて
大量に作るというより、
石に合わせ一つ一つデザインを考え
すべて一人で管理、制作しています。
なので製作数は少なく基本的に
展示会場にあるものだけ。
型取りし複製を作る作品もありますが、
使う宝石の組み合わせ、
指輪の表面加工、
石枠部分の仕上げ、
細かい部分で表情を少しづつ変えながら、
なるべく購入される方の特別な一点になるように
製作しています。
催事の年間スケジュールに合わせ制作しています。
年間スケジュール
3月 天満屋 福山駅前店 広島県
6月 高島屋 岡山駅前店
7月 福屋 広島駅前店
8月 天満屋 岡山本店
11月 Épice 広島県 期間約一ヶ月
12月 天満屋 倉敷店 岡山県
現在は岡山県と広島県のみで展示販売しています。
あと不定期ですが工房横のスペースでイベントを開催しています。
年によって若干変更はありますが上記のスケジュールで制作しています。
どうしても制作に向かうとSNSの頻度が極端にさがり
生きているのか不安にさせてしまいますが
頻度の少ないときは、何か変なものを作ってるんだろうなと
楽しみにしていただければ幸いです。
あと昨年手術をして今年は回復の様子見て
仕事していましたが予想より体調が良いのでお待たせしている色々を進めております。
ほんと長くなりましたが
最後までご覧いただき嬉しく思います。
こんな人間ですがどうぞよろしくお願いいたします。
お待たせいている内容の一つ
最後まで読んでいただいた方へ良いご報告になれると良いのですが💦
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