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駅から歩いて大事なことを思い出す。

取るに足らない小さな事も、世の中をあっと驚かせる大きな事も、ルールは同じだ。これはそうだけど、これは違うなんてことはない。

昨日は気分で駅から自宅まで歩いて帰ってみた。まったく最寄りではない。歩くこと1.5時間だ。すっかり夜は寒くなっていて、昼間の暑さをみてサンダルを履いた自分に後悔した。歩くのに全くと言っていいほど適していない。

そんな歩き始めの前から、歩いて帰る装備ではないし負け試合確定の闘いだった。でも歩いた。一歩ずつ足を前に進めた。時間はかかったが最終的には家にたどり着いた。足はパンパンで、おまけに寒さで手の指も最大級にむくんでいた。

こんなことどうでもよくて、取るに足らない事だ。ただ駅から時間をかけて歩いて帰っただけ。タクシーを使えば10分少々で家に着くし。しかし、僕にとっては大切なルールの確認作業なのだ。

道に迷わず一歩ずつ地道に進めば、どこにだってたどり着くことが出来る、というルールの確認だ。これが全てに共通するルールだ。お金を払えば、タクシーのように効率よく、体力も使わず目的日に着くことができる。そっちの方が圧倒的に楽だ。

しかし僕はタクシーをしり目に意気揚々と歩いて帰った。途中でちょっと後悔した。しかし、タクシーの価値は、あるいて帰った人にしか分からないとも思った。

こんな話を聞いた。「apple watchやairpodsは充電しないといけないから不便だ」という10代の子がいたそうだ。その子の言いたいこともわかるが、無線であることの便利さが当たり前すぎて価値を感じないのだと。

便利さは全てに共通するルールを隠してしまう。僕たちの感覚を鈍らせる。だから、遠くまで歩くことが必要だし、ランニングを続けることが必要なのだ。

これは、継続による成果の一番小さい成功体験だ。歩けば目的地に着くという当たり前すぎるルールを忘れないでいたい。

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*なんでもコツコツやるしかない。自分に言い聞かせてます。

*呟く元気はあったっぽい。


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