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無敵のご年配とマスク。

田舎には、無敵のじいちゃんばあちゃんがいる。

出勤時間の昼から夕方頃にかけてよく見る。ちょうど、その時間帯が無敵なご年配の活動時間なのだ。

何が無敵なのか気になるところだろう。その行動から無敵の自覚がうかがえる。例えば、自転車の蛇行運転が激しい四角い帽子をかぶったじいちゃん、死角から突然現れノールックで道路横断するばあちゃんなど、車と衝突することに対する恐怖が微塵も見受けられない。ほかにも、多種多様な無敵な振舞いをみてきた。フィギュアにしたら全種類コンプリートするのが大変なくらいの多さだ。

今日も細い道なのに、一時停止した車から勢いよく出てきたばあちゃんがいた。車に乗るなとまではいわない。岐阜で車が無いと移動するにはあまりにも不便だから。ご年配歩行者の場合も、運転手側がより気を付けるべきだとも思う。

だとしても、どういう意識でそういった危険な行動をとってしまうのか、不思議でならない。ご年配と一括りにするのも申し訳ないが、やはり、危険なのは子どもかご年配だ。

子どもたちは交通事故がいかに悲惨なものか、また運転手の目線を知らないため危険なことを自覚していない。だから、保護者に注意されて交通ルールを学ぶ。一方、ご年配の方々は誰かに注意されることがない。年齢による身体機能の低下もひとつの原因だろう。しかし、一番の原因はやはり交通意識の低さによるものが大きいのではないだろうか。

そんな危険な行動をしている人でさえ、マスクをしているのだから、もうよくわからない。感染症と交通事故は全く違うものなので比較しても仕方がないが、新型コロナの国内感染者は約8万人うち1,482人が死亡。対して、昨年の交通事故発生件数は約43万件、うち死者数は3,532人となっている。

65歳以上の死因の6割は交通事故だそうだ。

この数字を見て違和感を覚えるのは、ぼくだけなのだろうか。


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*読んでくれてありがとう。じいちゃんばあちゃんは好きです。

*色々つぶやきます。


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