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くだらん話は源泉かけ流し①

いつかの晩に銭湯で繰り広げられた、パイセンとのくだらない話を書こうと思います。

「セクシーって何なんですかね?」

露天風呂に設置されているTVに映った、セクシーの代名詞 峰不二子をみてパイセンに話題を振った。

「やっぱりエロじゃない?」

「なるほど」

「単純に肌の露出面積とかさ」

『セクシー』と『エロ』は違うけど切り離せない、ほとんど表裏一体な感じがある。

ここで注意したいのは、セクシーを出さんがために露出面積を大きくする、という選択をとるのは、あまりにも短絡的で浅はかなものだ、ということ。もし仮に、脱げば脱ぐほどセクシーならば、いま露天風呂にいる僕を含めたおっさんたちは、地球上最もセクシーな集団ということになってしまう。隣の腕を組んだおっさんも漏れなくだ。

「なんか違う気がしますね。」

「なるほどね。確かにチラリの方がいいしね。じゃあ、セクシーとエロの違いは?」

「やっぱり、、『品』じゃないですか?」

セクシーとエロの表裏を決めているのは、品の有無なのではないだろうか。ただ露出面積が広いのは下品さを感じる場合がある。峰不二子がいつもビキニだったらどうだろうか。ルパン達を翻弄する知性と大胆な行動力を兼ね備えた全身レザースーツお姉さんだから、僕たちはセクシーさを感じているのだろう。

「なるほどね。それはあるかもしれないな。」

「sexyってsex(性別)にyをつけてるから、男性らしさや女性らしさ、なんじゃないですかね。」

「それは一理あるね。」

「でもそうなってくると、のぶやはだいぶセクシーってことになるよ。」

「え、何でですか?」

「だって 毛むくじゃら じゃん。」

「ヤダァ。。。」

(つづく)



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