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70万の柿の話で感じる、人生の潤い。

定期的に会う友達との会話は面白い。

今日は半年ぶりくらいに集まったメンバー。今まさに話している内容は、フルーツマウンティングについてだ。もちろんそんな言葉はない。ぼくの地元の岐阜には、富有柿というブランドの柿があるのだが、その中でも最高峰の柿に今年70万の値がついたそうだ。誰がこんなに高い柿を購入するのかという話をしている。時間があればみんなも考えてみて欲しい。

僕たちは最終的に、大富豪たちが密かに集まって高級フルーツ会を開いて各々が持ち寄ったフルーツでマウントを取り合っている、という結論に至った。

くだらない話について真剣に考察して、真面目なトーンで話すという面白さ。1800万のパイナップルがこの世にあることを考えると70万の柿は楽勝だという意見が出たり、1口あたりの値段に落とし込んで考えてみたり、口にしたあとの正解の感想を考えてみたり、投資する価値があるのかなんて話をしたり、政治に利用するのが一番だと納得したり。

ぜんぶ妄想の話だ。それでも、面白いと感じるのは着眼点が異なるからだろう。それぞれのモノの見方や価値観の違い、職業的な背景を感じられてとても刺激になる。

異業種間の交流や、複数のコミュニティーを持つことは重要だと思う。良くも悪くも同じコミュニティーにばかりいると、どうしても単一の価値観に収束してしまう。昨日の記事でも書いたが、価値観を固定してしまった者に繁栄はない。人生100年時代に、それは厳しい。

それに新鮮さは人生に潤いを与える。普段の生活が全く違う同士なので、自分にとっての普通が相手にとっては特別であり新鮮なのだ。そこには意外な気づきや発見がある。お互いに意図してではないが、そういう影響を与え合う関係性というのがとても居心地が良いのだ。

ぼくは連休中はなるべく多くの友人に会うのだが、そういった潤いを求めているのかもしれない。

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*北海道に行って伝統を感じました。

*今日もジンギスカンでお腹いっぱい。


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