僕は、がんだった。
こんにちは、ボブです。
とても良い本があったので紹介いたします。
本日の書籍
多発性骨髄腫を発症された方の本です。
多発性骨髄腫とは「骨髄」の中にある「形質細胞」と呼ばれる細胞が、がん化し、「骨髄腫細胞」となり増殖する病気です。
(著者のnoteは下記)
がんになった時の心情で私も共感することが多かったので私自身の振り返りにもなりました。
つい先日もありましたが自分がこの前までがんの治療を受けていたことを忘れてしまう瞬間があります。
私自身、がんになったことでたくさんの学びと気付きを得ることが出来ました。私にとっては大切な体験だったのです。
だからこそ日々がんになったことで得られたものは忘れないように振り返るようにしていきます。
以下、書籍より文章を引用してまとめていきます。
後悔はなにも変えてくれない
人は病気になるとネガティブな感情でさいなまれます。私自身そうでした。がんと分かったときの感情を日記で残していますが読み返すと辛さが滲み出ていることがよくわかりました。
あの時を境に自分の何が悪かったのかを悔いるより、何をどうすれば良かったのかを考えました。そしてこれからどうしたらいいのかを今もなお追求しています。
ネガティブな感情を引きずり続けないことを
私自身色々な方々とのお言葉のおかげで学びました。
幸せとは何か
著者はがん告知を受けて、周りから「かわいそう」だと言われてきたそうです。憐れみの目で見られるのが嫌で自分の人生は幸せだという声明文を出したと書かれていました。
がんになった当事者でないと感じることの出来ないことはあります。私自身、本当に必要な人にしか自分ががんになったことを伝えていません。
私から言うのも、なんか心配してくれと押し付けているようで嫌だったのもあります。
もしも、私ががんになって周りに誰もいなかったらどんなだったんだろう。私は周りに支えられました。だからこそ私も自分の人生は幸せなんだなと感じました。
がんの恐怖は何からくるのか
私はこの言葉が響きました。
私も含めて、多くの方が考える「がんの恐怖」とは結局「死」と「痛みや副作用」の2つです。
がんというものがどんなものなのか私は自分ががんになって、治療を受ける過程でよく分かりました。
がんと分かった時の不安は過去のnoteでも書いております。今だからこそ言えることは、がんの恐怖というのは「何も分からない状態でいる」でした。
身近でがんになった方々がいたら
今なら私は力になれるのかもしれない。
そう思っています。
選択権は常にあなた
書籍のタイトルである、
ぼくたちが選べなかったことを、
選びなおすために。
ここにつながっていきます。
私たちは自分で選んでいるようで選んでいないこと多々あります。1番分かりやすい例で言えば、学生時代の受験です。
「今のあなたの学力ですとここらへんです」
正直、学生時代どこの学校に行きたいかなんて明確な目標というのはなかった人の方が多いと思います。
その時の周りの話や、自分の学力に合わせて学校を選ぶというのが受験でした。
就職先を探すときも同じことが言えるのではないでしょうか。
自分自身が望む生き方をしよう。誰もがそう思いますがどこかで諦めてしまったり、忘れてしまったりしてしまいます。
私はがんになって自分の人生を振り返りました。
どういう人生を歩んできたのか深く思い返しました。あの時の自分は輝いていたな、病んでたな、色々な感情を思い出しました。
そして、これからの自分の人生をどう選択していくか真面目に考えています。私は選べるんだ、そう思えるだけでも心は楽になります。
今回紹介した書籍のおかげで
忘れていた何かを思い出しました。
気付きと学びをありがとうございました。
この場をお借りして著者の方には
感謝申し上げます。
ボブ