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詩日記

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日記的詩
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#3月11日

3.11

星ひとつ、北極星さえ見えない、
暗く更に暗い夜に、
止まない雨が降り続ける。

滝の様に叩きつけて降る雨、
雨が地面に落ちた瞬間に次の雨が落ち、
その連続の中で音が音を掻き消し、
闇夜は静寂を纏う。

降る雨に溺れそうになりながら、
ほんの数分前に見た光を、
ずっと探している。

恐らく光が見つからないことを知りながら、
きっと光は見つかると願ってしまう、
生きる、生き延びる為に。