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定年後の生き方は?

《定年後は第2の人生か?》
今年2022年11月末で41年8ヶ月間勤務した会社を一旦定年退職し、12月からは嘱託社員として同じ会社に週3日の勤務をすることになりました。

一般的にはサラリーマンの定年退職後は「第2の人生」あるいは「セカンドライフ」と表現されることが多いですが、私にはどうもしっくりきませんでした。そして、まさに自分がその状況になりましたが、やはり少し違和感が残ります。

「第2の人生」ということは「第1の人生」があり、それは最終学歴を終えてから何らかの仕事に就き、引退するまでのことを表現していると思いますが、その前の生まれてから仕事に就くまでの、主に学生生活を送る人生もあります。

そういう観点で考えると、サラリーマンの場合は、生まれてから学校に行き、就職するまでを「人生の第1ステージ」とし、就職してから定年退職を迎えるまでを「人生の第2ステージ」、そして定年退職後は「人生の第3ステージ」と表現してはどうかと思うのです。

また、これは人生100年時代で有名になったライフシフトでも「3ステージモデル」として表現されていまして、その「3ステージモデル」とは「教育」「仕事」「引退」の各ステージのことを意味していますので、その意味から定年後は「引退」としての第3ステージとなります。ただ、私の目標はPPK(ピンピンコロリ)ですので、私の辞書に「引退」という文字はありませんが(笑)

《定年後は自由な「人生の第3ステージ」》
そしてこの「3ステージモデル」はこれまでの生き方で、人生100年時代は「マルチ・ステージモデル」で生きることが薦められています。

そういう「3ステージモデル」か「マルチ・ステージモデル」かの議論は別にしまして、「3ステージモデル」の第1&第2ステージと第3ステージの違いは、中学校までは学校に行くことが義務づけられていたり、最近では大学まで行くのが当たり前のようになっていたりしますし、就職すれば会社に行って仕事をしなければなりません。

つまり「・・・しなければ」「・・・へ行かなければ」などと、ある程度の制約や強制力を受けるのが、第1&第2ステージなのではないかと思うのです。

それに比べて、あまり制約を受けることがない第3ステージは、何をしようと自由ですし、まさに第3ステージの中身こそ、いろんなことにチャレンジすることで、マルチ・ステージにできると思っています。

といいますのも、個々人で事情はいろいろ異なるとは思いますが、サラリーマンの場合、一般的には65歳から厚生年金が支給され、退職金ももらえることもあり、子供の教育費負担や住宅ローン返済などが終了していれば、一定の生活はできるので、マネーの面ではそれほど深刻になることはなさそうだからです。

実際のところ、私の場合も二人の娘たちは独立し、住宅ローンの返済も終わっている上に、老齢厚生年金の受給手続きをし、会社の退職金を企業年金でもらうことにしましたが、それで何とか生活はできそうなメドはたちましたので、幸いにも生活費の心配はなさそうです(ただ小遣いは減らされましたので、ふてくされたい気分です、苦笑)

ふてくされてます

《私の考える定年後の生き方は?》
そのように生活費に充てるキャッシュフローは確保した上で、やはり健康であることも大切なので、栄養・運動・休養を確保する健康管理にも気をつけながら、あとはお金と時間の許す範囲で「自分がやりたいことを自由にやればいいんだ!」というふうに考えますと、ワクワクしてきます。

そして、以前にも書きましたように、85歳まで生きるとすると、65歳からの20年間では、生活必需時間を除き、自由になる時間は約10万時間で、それは20歳から65歳までの労働時間とほぼ同じということで、自由になる時間もたっぷりあります。

ということで、私の場合は冒頭に書きましたように、当面は嘱託として週に3日、会社の仕事を継続しますが、その他の時間を使って、今まで以上にやりたいことにチャレンジしていきながら、この定年後の第3ステージそのものを、バラエティに富んだマルチ・ステージにするように生きていきたいと思っています。

そのためにも、今一度自分にしっかりと向き合い、プロティアン・キャリアという最近はやりのキャリア理論での、メタコンピテンシー(核となる行動特性)のひとつのアイデンティティ(自分らしくあること)を深掘りしていきたいと思います。

といいますのも、今取組んでいることは、これまで出会った範囲で興味をもったことに限定されていますので、まだまだ世界は広く、自分自身にとっての未開の地がたくさんあるからです。

その上で、変化に適応していくという、もうひとつのメタコンピテンシーのアダプタビリティ(変化適応力)を発揮しながら、変幻自在にキャリアを形成して、生活費とは別の一定額以上のキャッシュフローを確保できるようになれば、夢である会員制サロンバーを開店し、そこを自分のほんとうの居場所として、楽しく充実した残りの人生を送りたいと思います。

ということで、このようなワクワクする「定年後の生き方」を実現できる可能性のある、これからの人生の第3ステージに、まずは乾杯!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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