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親子ワーケーションin大分県竹田市、にて実証実験(体験)に参加してまいりました

2020年10月30日〜11月01日、大分県竹田市主催の「あ祖母学舎ワーケーション事業」にて、親子でのワーケーションを体験するモニターツアーに参加してまいりました。大自然×竹田市×親子で楽しむ時間、自然の中でワーク(仕事)しながら、子供は自然体験(エデュケーション)をしたらどうか?また実行するにあたり課題点を洗い出そう!といった取り組みです。

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子連れでのワーケーション事前課題感

子どもの年齢によって課題感はかわってくるかとおもいますが、いずれも「目を離せないので仕事に集中ができない」となります。

子連れあるある課題感=目が話せない=仕事に集中できいない
・比較的手が掛からないことが多いが、目が話せない(0歳〜2歳)
・手はかからないが、見て見て〜と高頻度で話しかけてくる(3歳〜5歳)
・手はかからないが、危ない場所を含めて行動範囲が広がる(5歳〜)

観光主軸にしてもワーク主軸にしても、思い立ったら子どもを預けて仕事に集中できるという環境があるかないかで、子連れ世代のリモートワークの可能性は大きく変わりますよね。

ということで前置きが長くなりましたが、以下、河野の体感を簡単にまとめました。

集まったのは、0歳児(なんと6ヶ月!)から11歳のお子さんのいる7家族+個人数名。開催場所は「あ祖母学舎(読み:あそぼうがくしゃ)」です。

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「あ祖母学舎」は、もともと小学校であった校舎を地域のみなさんそして、多くの方々に開放している施設。ユネスコエコパークとなった祖母山の登山基地としてはもちろん、ご家族連れ、学校の宿泊研修、クラブ部活動の合宿、企業のオリエンテーションなど、格安での宿泊・体験が可能です。施設の様子など、ホームページを一度ご確認頂ければと思います。
http://www.asobougakusya.com/

事前にしおりをいただいており、わたし風にまとめると今回のワーケーションで試してみたのはこんな点です。観光よりのワーケーションですね。
・家族で祖母の山、自然を楽しむ時間をつくる
・親は集中して仕事ができる時間をとる
・親が仕事している時、子どもは自然体験・環境教育ができる
・地元の美味しい食事をいただく

1日目のスケジュール

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館内案内〜地域ガイドさんとともに神原大橋⇢入田湧水群の説明いただきながらマイクロバスで周遊〜帰着しワークタイム〜自己紹介など交流会。

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▲ 神原大橋からみた山々

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▲ 入田湧水群。これで田畑に平等に水を行き渡らせるのだそう。

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▲ 中島公園河川プールは川に直結している、まさに大自然のなかのプール(無料)。夏にまた来ようと決心(笑)

2日目のスケジュール

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そして今回の親子ワーケーションの(個人的)醍醐味である「神原トレッキング」。神原一合目登山口から5合目小屋の御社の滝(おやしろのたき)まで、往復2時間弱のコースを歩きます。まともに山登りをしたことはないのですが、難しそうであれば途中で引き返そう!と3歳児を連れてチャレンジしました。

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途中途中で祖母山に自生する植物の名前や、木の香り、落ちている森の宝物たちのことをガイドさんが説明してくださったり。東京都渋谷区に住んでいたわたしは、大分市でもそこそこ自然があると思っていたけれど、こんなにも全身で自然を感じたことがあっただろうか。

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マメ科のヤマフジは天然のブランコ。子どもたちが5〜6人のってもびくともしない、雄大さを肌で感じられ子どもたちは大はしゃぎ…!

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幼児との山登りは、最初はテンション上がって突き進むのですが、突然「抱っこ」攻撃が始まると山登りの先輩から教えていただいており、どこが限界だろうか…と様子をみながら進む。折返しギリギリひとり通れる道を、落ち葉で滑るのではないかとヒヤヒヤドキドキしながらへっぴり腰の母と、母ではなく地元のガイドさんの手を握り何のそのな3歳児。

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17時前には帰着し、子は市の準備してくださった保育へ預けてワーク時間とさせていただきました。

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そして夜、食事とお風呂をすませると、昼間に子どもたちだけのワークショップでつくったお面をつけ、ハロウィーンパーティー。(母はハロウィーンパーティーで電気を落とした教室で、ワークしていました〜)

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3日目(ラストDay)のスケジュール

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前日夜ふかししてしまったため、収穫体験は起きれず(笑)ですが、収穫したての山芋などをお土産にいただきました。子どもたちはブーメランづくりワークショップへ参加、母たちはワークタイム。そしてその後、意見交換会にて3日間を振り返ります。

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ふりかえり:施設に関して

全体的にきれいで、お風呂もトイレも寝るお部屋も掃除が行き届いており、また雄大な自然に触れながらワークができる素晴らしい施設でした。その上で「ワーケーション」を主軸とするのであれば、あるとより良いという意見が次の通り。

・集中ルームみたいなのがあるといい
・Wi-Fiスポットが少ない(個室まで届いていない)
・ベッド横やデスク横にコンセントが欲しい(延長コードでもよい)
・2段ベットは合宿であれば許容ですが、観光系ワーケーションの場合はつらい
・ドライヤーの火力がほしい
・朝もシャワー浴びたい(お湯は夜の決まった時間のみでした)
・個室ごとの鍵がほしい
・部屋によって違うようですが、荷物を展開する棚か畳下だと嬉しい
・加湿器が欲しい(寒さのため暖房を入れるが乾燥して喉が痛かったです)

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ふりかえり:アクティビティとワークについて

今回親子ワーケーション体験ということでしたが、全員から揃って上がったのは「託児サービスがあるのとてもいい 」でした。ほか、下記の通りです。
・ハロウィーン、森のおばけが楽しそうだった
・ワークショップでは子供に対して大人の数が少なかったため、ワーク予定の参加者が貼り付いていた。
・ワークの時間が少ない(観光メインワーケーションと、ワークメインワーケーションと分類し、前者であれば今ので良いと感じる。)
・年齢に差のある子ども同士の交流がとてもよい(年上の子が年下の子に優しい様子をみてほっこり)

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最後の意見交換会で出ていた印象的な言葉は「いつもはゲームやYou Tubeの画面をみている子どもが、この3日間はほとんどみなかった」でした。確かに、うちの子はまだ3歳ですし、わたしがそもそもテレビもゲームもYou Tubeも観ない・やらないのですが、それでもこんなに木々や大地、川、山にふれることはないと思います。

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ちなみに竹田市では、本市でのテレワーク実施における様々なニーズに細やかに対応し、スムーズな受入を支援するため【竹田市テレワーク受入相談窓口】を設置したそうです。柔軟に相談にのってくれると定評のある竹田市ですから、相談してみてはいかがでしょうか。
https://www.city.taketa.oita.jp/topics/?id=3244

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