僕の夢物語3 名人の系譜 あとがきに代えて
僕の夢物語3 名人の系譜は、退職を契機に書き始めた僕の夢物語のシリーズ3作目である。
ドリームメルヘンとは名ばかりに看板倒れというべきか、自分のイメージしているものとは随分に乖離している。
第1作がテニスプレーヤー、本作第3作目は将棋指しである。
どちらも僕の好きな趣味の話で有る。
残念ながら、現実世界では、どちらも僕は、上手くないし、強くない。
創作の中で、縦横無尽に活躍できれば、随分胸のすく思いで有ろうと思いながら、2作を書き上げたが、今のところ、それほどに、ココロオドル気分にはなれないでいる。その一番の原因は言うまでもなく、表現力不足で有ろう。
ストーリーを説明していくだけの展開に陥り、僕の望んでいる表現には遠く届かず、消化不良の物語で終わっている。
現実では決してあり得ない夢のような話を書いていきたいと考えてはいるのであるが、なかなかに難しいものである。
自分ではかく書きたいと物語の展開を思い描きながら、それがうまく表現できず、舌っ足らずな表現に終始している。
もっとも、この2作とも、まだまだ序章に過ぎず、更なる展開が楽しめそうなので、今後、もう少し物書きに熟れてくれば、続編を書いていけるのだろう。
今は、文章を書くということを習慣化させることを最優先に、とにかく書き続けていこうと考えている。
隠遁生活の時を熟めるものとして、創作活動の楽しからんことを祈っている。
そのうちマグレでも良いものができるのではないかと、僕自身は大いに期待しているのである。