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ストーリーへの共感で選ぶ、ステイホームで変化したお気に入りのもの

先日、5年近く使っていたカバンを新調した。
とても気に入っているのだが、改めてどうやって購入に至ったかを振り返ってみたところ、
・情報を得るところ
・心惹かれるポイント
・購入する場所
がステイホーム以前から変わったなと感じたので、購入したものと合わせて紹介します。


ここ最近のお気に入りトップ3

objcts.io バックパック

公式サイトより引用

防水で柔らかい手触りのレザーバックパック。
イノベーターのワードロープってコンセプトでデザインされていて、最低限の装備でスマートに毎日を過ごしたいって僕のニーズにもしっかり応えてくれてます。
レザーのバックパックを探しはじめたころから気になっていて、ついに購入してしまいました。

BALMUDA The Speaker

公式サイトより引用

真空管を想わせるビジュアルのbluetoothスピーカー。
音楽に合わせてガラス管の中のLEDが光るライブならではの体験や空気感を意識してデザインされている。
発売当初どこも売り切れで製造が追いついてない状態でしたが、一目惚れして販売再開まで粘って購入しました。

ALL YOURS ハイキックジーンズ

公式サイトより引用

着ていることを忘れてしまうような日常に溶け込む服づくりをしているALL YOURSのジーンズ。
アメカジ好きだったころに見てきたジーンズらしいデザインなのに、伸縮性抜群で履き心地最高なところがとても気に入っています。


見えてきた行動の変化

ステイホーム以降で購入したものを並べて見てみると極端な共通項があった

  1. SNSで見かけて商品の存在を知った

  2. 実物は限られた場所でしか体験できず、オンラインストアから購入した

  3. 商品が生まれた背景にストーリーがあり、調べれば調べるほど気になっていった

自分がユーザーの立場にたったときには、あまり気にしていなかったが、俗に言うD2C型のブランドにどっぷりハマっていたようだ(笑)


ストーリーへの共感が後ろ髪を引く

共通項を3つ挙げたが、特に「背景のストーリーに共感している」という点が購入前も購入後も変わらずお気に入りであり続けている大きな理由だろう。
調べていくうちに背景のストーリーに共感して、どんどん沼にハマっていき、最後にはファンになっている。
ファンになったら、一度購入に至らなくても、接点がある度に何度も購入を検討するようになって最終的に購入しているのだ。。
(僕自身がデザイン・ブランドに関わる仕事をしているから、どんな会社が作ってるんだろう?とか、どんな想いで開発されたんだろう?とか、徹底的に調べる癖がついてるのも後押ししているかもしれませんが・・・)

どんなストーリーに共感したかBALMUDA The Speakerを例に挙げて購入前と購入後に分けて紹介してみると、

購入前の共感

事前に調べている時にホームページでバルミューダの代表が以下のように語っていたのを見かけました。

スピーカーは作らない
バルミューダを創業する前、私はミュージシャンとして活動していました。未熟で反抗的で、甘くも苦くもあったあの時代。やっと押さえたコードで初めてアコースティックギターが鳴った瞬間。バンド4人の演奏で、それまでなかったグルーヴが生み出されたとき。会場の外にまでメッセージが届くかと思うくらいに声が走ったとき。言いようのない、それこそ、音楽的としか言いようのない感動を何度も味わいました。自ら演奏していたからこそ、の思いですが、録音された音源は生の素晴らしい演奏には、絶対にかないません。だから私は、オーディオ機器だけは作らないと決めていました。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

オーディオ機器を作らないという私の決心を覆したのは、あるデザイナーたちが作ってきた、ラジカセのような形をしたコンセプトモデルでした。左右のスピーカーの真ん中が空洞になっていて、この空洞は彼ら曰く、ステージとのこと。とにかく聴いてください、と言われて様子を見ていると。曲に合わせてステージのライティングが変化し、サビではなんと、小さなミラーボールが回り始めました。それは素晴らしい体験で、曲のエンディングでは、私はすでにスピーカーを作ろうと決めていました。

公式サイトより引用

僕自身もバリバリにライブハウスで育ってきたバンドマンだったので、音源ではライブ感は再現できないと思っているし、スピーカーに対しては音質や音域を求めることはあっても空気感を求めたことはありませんでした。

しかし、このスピーカーは音楽を聴くためではなく、ライブでしか味わえない体験を生むために開発された。
しかも、ライブへこだわりを持っていた代表がポリシーを曲げてでも作りたかったスピーカーときたら、共感せずにはいられませんでした。

あとはこの動画。
今までにない音楽体験というキャッチコピーの通り、スピーカーだけど空気感や体験を価値にしていると感じるこの動画で一気に引き込まれたのでした。

購入後の共感

購入後の開封の儀で、すぐに心を鷲掴みにされました。
箱を開けた瞬間に飛び込んできたのは「よい時間をお過ごしください。」

音楽を聴くためのスピーカーだけど、「よい音」ではなく、「よい時間・体験」を提供価値として作られているんだと感動した瞬間でした。

余談

余談ですが、音はよくありませんので、音質を求める方には他のスピーカーをおすすめします。
僕の好きな音楽は速くてうるさいのが多くて、ぶっちゃけ相性も良くないです。
emoいのはいい感じになるかな。
このスピーカーで聴くことも多い、大好きなAmerican Footballを貼っておきます。

大好きなものに囲まれるとQOL爆上がりしますよね。
商品そのものの魅力は当然大切だが、物が溢れていて比較的手に入りやすい時代だからこそ、使い手自身も特別な想いを込められるものが選ばれているのかもしれませんね。

タイトル背景素材 著作者:mons.design/出典:Freepik


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