一人の母が安心して暮らせるため。その1 私が母と実現したい3つの安心と3つの実践

私の実家は、車で2時間弱のところで、妻の実家は、車で1時間弱のところで、どちらも、母が、一人で暮らしています。
距離が離れていても、母が少しでも安心して暮らせるために実施している3つのことを書きます。

私が母と実現したい3つの安心

私と妻が、実家で一人で暮らしている母、義母と実現したい安心は以下の3点です。
■ 常に私とコミュニケーションをとることができる。
物理的な距離はあっても、常に私とはつながっていると感じてもらい、いつでも顔をみてコミュニケーションがとれる環境を作る。
■ 何かあったら私がいち早く気づくことができる。
何かあった時、例えば、倒れてしまい起き上がれなくなった場合に、私がいち早く気づくことができる環境を作る。
■ オレオレ詐欺などの脅威を未然に防ぐことができる。
オレオレ詐欺などの母に起こりうる脅威を未然に防ぐことができる環境を作る。

これと並行して考えなければならないテーマとしては、今後の住まいがあります。
一人暮らしをしている母と義母、そして私と妻が、これから、どこに、誰と住んだらよいのかは、まだまだ、考えて行かないといけないと思っています。

新型コロナ渦での変化　：　行動

実家で一人で暮らしている母と実現したい安心感を考え始めたころ、新型コロナの時代に突入しました。
そして、それは、母の行動にも大きな変化がありました。

■ 行動
・月1回行っていた、趣味の手芸の集まりが、中止になった。　
・月1回行っていた、小学生への手芸の指導が中止になり、 指導員だけの集まりとなり、小学生との交流がなくなった。
・月1回行っていた、同じ地区の婦人会の集まりが中止になった。

■ 家族との関係
・私が帰省する回数が、半減した。 
・お正月に家族で集まってお祝いをしていたお正月行事がなくなった。
・4月からの新しいスタートを前に、3月に家族でお祝いをしていた行事がなくなった。
・母、義母と一緒の日帰り旅行、宿泊旅行に行けなくなった。

新型コロナ渦での変化　：　気持ち

そして、行動の変化は、母、義母の気持ちの変化にも表れてきています。

・外に積極的に出かけなくなった。行動範囲が狭くなった。家に庭があるのが救い。土はいじりは良い。野菜などは成果が見えに見える。
・他の人との接触が減ったこともあり、"一人は寂しい" "一人で食べるご飯はおいしくない" と、テレビ電話で話すことが増えてきた。
・テレビ電話を切る時に、名残りおしそうな雰囲気が多くなった。
・ipad を操作する時間が増えた。オセロ、パズルゲーム、数独 などをやる時間が増えた。NHKらじるらじる で、聴き逃し を聴いている。
・帰省しようとすると、感染を気にして "来ないで！" と言われるなど、感染に関する心配が増えている。
・テレビを今まで以上に見なくなった。連日、新型コロナの話題が多く、楽しいニュースが少ないのが理由。

実践したきたこと

新型コロナ渦の変化を受け、母の行動や気持ちが大きく変化してきており、その変化に対応するため、私が母と実現したい安心感を早急に実現する必要が発生しました。
私は、以下の3点を実践しました。
実践編として、実践した内容を別のnote記事に記載していきます。

■ テレビ電話によるコミュニケーション量拡大

テレビ電話を使って、母との物理的な距離を少しでも縮め、表情を見ながらのコミュニケーションをはかることを目的としています。

9年ぐらい前から、ipad の Facetime機能を使って実家とのテレビ電話環境を実現していました。
今回、Amazon Echo Show 8 を使ったテレビ電話環境に変更しました。
実家にWifi環境があり、自分が、amazon の会員(プライム会員でない無料会員でも大丈夫)であれば、月額料金もなく使うことができます。
変更した理由や、実際の構築内容などを、実践編で、ご説明させていただきます。
テレビ電話環境だけでなく、Amazon Echo Show 8 には、いろいろなメリットがありましたので、それもあわせてご紹介させていただきます。

■ 見守りカメラによる問題の早期発見

アトムテック製の ATOM Cam 3台, ATOM Sensor 2台, ATOM Cam2 2台 を2つの実家用に購入して、 見守りカメラの設置等を自分で行い、実家の状況をスマホで見ることを可能にしました。
完全防水・防塵で、夜もはっきり映るカメラが、2,980円(税込) で買えることは驚きです。
実家にWifi環境があれば、カメラを買うだけで、月額料金などもなく、実家の状況をスマホで見ることが可能です。

実家で一人で暮らしている母を守るために、最初に考えたのは、警備会社が提供している見守りサービスです。
警備会社の方からも、ご説明を受けましたが、母には操作が無理と判断しました。
警備会社のサービスの操作が、母には無理と判断した点や、実際の構築内容などを、実践編で、ご説明させていただきます。

■ 迷惑電話対策によるオレオレ詐欺対策

実際に、オレオレ詐欺未遂があり、対策に乗り出しました。
オレオレ詐欺対策用の電話機を購入して、設置しました。

電話機の機種を決めたポイントは、パトランプ。
登録してある電話番号以外の方から電話がかかってくると、パトランプが赤く光り、警告メッセージが流れます。
登録してある電話番号の方から電話がかかってくると、パトランプは緑に光りますので、安心して電話に出ることができます。
電話の選定、実際の構築内容などを、実践編で、ご説明させていただきます。

以上、詳しい内容は、実践編でご説明させていただきます。
私と同じように、距離の離れた実家に、一人で父や母がいらっしゃり、何か出来なかと考えている方にとって、少しでも、私が実践してきたことがお役に立てればこれ以上うれしいことはございません。