見出し画像

グローバルデータ

ハンス・ロスリング  FACT FULNESS

この本に出合ったのは確か2021年だったような,2年前勤めている会社のSDGS活動に参加することになり,世界の実状を知る為の参考文献として目を通したのが出会いだ。
冒頭から世界の事実に関する13問のクイズがあり一気に魅了された。
いくつかピックアップしてみよう。

質問
現在,低所得国に暮らす女子の何割が初等教育を修了するでしょう?
A=20% B=40% C=60%

質問
世界で最も多くの人が住んでいるのはどこでしょう?
A=低所得国 B=中所得国 C=高所得国

質問
世界の人口のうち,極度の貧困にある人の割合は,過去20年でどう変化したか?
A=約2倍になった B=あまり変わっていない C=半分になった

質問
世界の平均寿命はおよそ何歳でしょう?
A=50歳 B=60歳 C=70歳

質問
国連予測によると,2100年にはいまより人口が40億人増えるとされています。
人口が増える最も大きな理由は何でしょう?
A=子供(15歳未満)が増えるから B=大人(15歳~74歳)が増えるから
C=後期高齢者(75歳以上)が増えるから

質問
世界中の1歳児の中で,なんらかの病気に対して予防接種を受けている子供はどのくらいいるでしょう?
A=20% B=50% C=80%

質問
いくらでも電気が使える人は,世界にどのくらいいるでしょう?
A=20% B=50% C=80%

などであった。日本に住んでいる私にとって自分に入ってくる情報がいかに狭小で,都合のいいもであったか,それが時間経過と共に常識化して思い込んでしまう。そんな事をのっけから気付かされた。
本書には世界規模のデータが多く掲載されおり,読み進むにつれ私の基準指標が少しづつ変化していった。
この本にご縁を感じ手に取ったのも社内のSDGSに活性化させるのが目的でありFACT FULNESSからどういった活動が世界また未来に貢献できるか考察した。
17の目標の内⑴⑵⑷に的をしぼった。
⑴貧困をなくそう
⑵飢餓をゼロに
⑷質の高い教育をみんなに
特にフォーカスから外せなかったのは未来を担う子供たちであった。
理由は具体的には説明できなかったが,本書を読み子供たちに対し
熱く心にこみ上げるモノがあったからだ。
私の意見ビジョンがプロジェクトメンバーに共感されNPO法人を通し世界中の子供たちに寄付プロジェクトは動きだしたのを憶えている。
社内から想像を超える寄付品が集まり,とりあえずプロジェクトは成功といえたであろう。グローバル視点から地方の中小企業からの小さな寄付貢献であったが,少しでも貢献できてであろうことを祈っている。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?