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たまには青臭い会議があったっていいじゃない。

今日出席した会議は入社してから一番ワクワクした会議だったかもしれない。

部署横断で有志の社員が集まり、ESGやCSR、SDGsに関して日々の業務の中で感じていることや取り組んでいること、諸課題に会社としてどう向き合うべきかを議論することを目的とした今日の会議。

興味関心のある社会課題と会社との繋がりを見つけ、仕事を通してどうやって課題の解決に寄与することができるか、そんなことを就活中に語って内定に至った社員は少なくないはず。
それでも一度会社に入ると目の前の業務をこなすことに精一杯になり、部署で立てる目標は年度内で達成を目指せるものだし、珍しく想いを語れる場があったとしても、世の中がいかにあなたが思っている以上に複雑なものか諭される。
そうこうしている内に、業務遂行能力と業界知識の向上と引き換えるかの様に、志を語ることはなくなっていく。
そしていつの間にか未来を描く仕事は50代のおじさんたちが中心になって行っていくことを当然の様に受け入れてしまっている。

そんな中、一つの企画として立ち上げられた今日の会議。
とある社員が入社のきっかけとなった学生時代の途上国での体験を語ったことを皮切りに一人また一人と参加者が自身の想いを語り始め、それに対して他の社員から賛同の声が上がったり、社内の取組の紹介があったりと話が広がっていく。
何より印象的だったのは、発言をする人、話を聞く人、誰しもが目をキラキラさせながらその場に参加をしていたということ。

この会議が会社を動かす訳ではないし、なにか新しい取組に繋がることもないだろうけれど、少なくとも今日参加した人たちは会社で仕事をするエネルギーの源となる想いを思い出したし、会社に想いを共有できる仲間がいると分かって勇気をもらって帰ったはず。
こういう場が増えて、波が広がっていったらいつか会社を動かせる日が来るかもしれない。僕自身そんな勇気をもらった会議だった。

宇宙に行く為にCEOが退任する世界なんだから、たまには社員が青臭く志を語ってもいいじゃない。

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