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そして日本一ののり弁とご対面

外出自粛のGWに突入しましたが皆さんいかがお過ごしですか?

僕は昨晩アメリカの中学時代の親友の博士課程の最終口頭試問に参加していました。本来であれば大学の教室で行われ、研究室の仲間、良くて両親だけしか参加をしないものですが、昨今の社会情勢を受けてZoomで開催されることになった為、果ては東京にいる僕から彼の故郷であるインドの大家族一同まで、総勢100名以上が参加し、彼がDr.になる最終関門を側で応援してあげることが出来ました。

さて、前置きが長くなりましたが先週こんなことを書きました。

思い立ったが吉日とお店に電話をかけたらまさかの一週間待ちでお預けをくらってしまった噂の日本一ののり弁。あれから一週間、ついに対面することが出来ました。

午前中最後の打ち合わせが12時に終わり、逸る気持ちを抑えながら歩くこと5分強。お店に到着。始めて足を踏み入れた店舗の中では、ガラスのショーケースの中に色とりどりの魚、さかな、サカナ。鮭が、ホタテが、雲丹がキラキラ輝いている。値札が置いてないことに、ここは今日は何が安くなっているかなと言いながら来る場所ではないことを悟る。

そんな雰囲気に飲み込まれ、少し慄きながらお店の人に声をかける。
幸いお店のお兄さんはとても気さくで無事に予約したお弁当を受け取り、ワクワクしながら帰宅。

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シンプルでありながら、中がただのお弁当でないことがそこはかとなく漂うお弁当箱。そしていよいよ対面の時間。

日本一ののり弁、オープン!

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美しい・・・
そして早速あることに気がつく。
のり弁なのにのりが見えない。
その時点でその辺ののり弁とは違う。。。
証拠までに上からも一枚。真上から見ても海苔は見えません!
ちなみに竹輪を持ち上げたらちゃんと出てきました。ご安心ください。
ちゃんとのり弁でした。

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さて、味の方はと申しますと、まずこんな風味豊かな竹輪初めて食べた・・・
竹輪ってすり身で出来てるんだ、ってこんなに感じたことがないぐらい風味がふわ~っと口いっぱいに広がる。1/3のほど食べたところで惜しくなって一旦蓋の上に避ける。また後で食べよう。
続いて箸を鮭に伸ばす。持ち上げると上から見る以上に立派な鮭が現れ、一口くちに含むとひじょーに程よい塩加減にしっかりとした鮭の味。これも美味しい。

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どれもこれも美味しすぎやん、と思いながら銀鱈の西京焼きをパクリ。
いや、待って、まだこんなに美味しいもの残っとるん!?と目を見開くぐらいホロホロっと口の中で崩れる柔らかい身がそこに。
卵焼きもすり身が混ざった魚屋さんだからこその一品で絶品。

一口ずつ感動をしながら味わっていたら気がつくとあっという間に45分が過ぎていて惜しみながら最後の一口を食べる。

文句のつけようのない一週間待つ価値のあるお弁当。
噂に違わない日本一ののり弁、ご馳走様でした。
確かに週に一回とか頻繁に食べられるものではないし、金欠のときに頼りになるというのり弁の概念を180度ひっくり返すけれど、一度は試す価値があるし、一度食べたらまた食べたくなる素晴らしいお弁当でした。

自分にご褒美をあげられるときが来たらまた食べよう。

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