ボールパークDX「もっと野球が好きになって帰る」をコンセプトに

読売ジャイアンツがが「GIANTS x TOKYO DOME DX PROJECT」を発表した。

GIANTS × TOKYO DOME DX PROJECT | 読売ジャイアンツ

コロナの感染拡大防止と球場観戦の満足度向上を狙ったこのプロジェクトでは、東京ドームにおいて下記を実現する予定だという。

・キャッシュレス決済
・モバイルオーダー
・電子チケット
・自動入場ゲート
・スタジアムWi-Fi
・顔認証ゲート

これらの取り組みはあくまでもデジタライゼーションの一貫であって、DX化のスタートラインだろう。
真のDX実現の為には、デジタルを活用して、球団として球団アプリのダウンロード・アクセス数を増やし、今まで以上にファンを球場に呼び、球場でお金を使ってもらい、収益を上げることが必須。
そこで、「もっと野球が好きになって帰る」をコンセプトにDX化の取り組みのアイデアを考えてみた。

試合前~Before the game~

観戦を予定している人には、観戦体験をより良いモノにしてもらう為に、観戦を予定していない人にもふとしたタイミングでアプリを開いてもらい、球場に行きたい欲を高めてもらう為に。

日常的にアプリにアクセス
他では読めない選手のインタビューや特集記事の配信
球団公式YouTubeチャネルの動画もアプリ上で配信
チケット購入促進
専属ライターや球団OBによる試合の注目ポイントの解説
球場内購買促進
応援グッズやお弁当・飲み物を事前に予約注文。球場ではピックアップするだけ。

試合中~During the game~

試合中もアプリにアクセス
試合中の選手コメントもリアルタイムで
OB解説者の解説コメントも
過去の対戦データや各選手のデータも一目瞭然
チケット購入促進
チケットのグレードアップの提案。球場に足を踏み入れたときの高揚感。500円・1000円追加で払うだけで、いつもより安く、もっといい席で。
遅れて球場に到着しても大丈夫。そこまでのハイライト動画でキャッチアップ。
球場内購買促進
もう手を挙げて呼ばなくても大丈夫。アプリで購入をするだけでビールが席まで。
点が入ったら¥100引き！ホームランで¥200引き！
試合終盤には食べ物の割引。球場もフードロースを出しません。

試合後~After the game~

試合後もアプリにアクセス
Player of the Game：ファンがその日に一番活躍したと思う選手に投票。
事前に予測をしていた選手が選ばれたら割引券や交換券獲得のチャンス。
チームが勝利してヒーローインタビューに選ばれたら更に獲得チャンスアップ。
ハイライトや試合後のヒーローインタビューや監督インタビューの映像なども配信。
チケット購入促進
次の観戦に向けたチケット販売提案。当日中に購入すればリピート割適用。
球場周辺店舗への貢献
観戦仲間と近くで一杯。アプリ経由で席の予約をすれば割引やドリンク一杯無料などの特典あり。

まとめ

野球はテレビで見ても十分に面白いスポーツだけれど、やっぱり球場での観戦は何事にも代えがたい楽しい体験。
その観戦体験をより充実したものにしてもらい、球団のファンだけでなく、球場観戦のファンになってもらう。
自社で運営する球場になったからこそ実現の出来る様々な取り組み。

週末に家族で東京ドームに。
仕事終わりにみんなで東京ドームに。
ちょっとした非日常を味わいたいから東京ドームに。

みんなが集まって、みんなが楽しんで、ファンが増えることで球団も強くなって。
そんな好循環が生まれる球場のお手本として、東京ドームが生まれ変わるチャンスだと思う。