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12月30日毎日新聞朝刊 広がる中学受験

2023年12月30日毎日新聞朝刊に掲載されました。
『やりすぎ教育』(ポプラ新書)を読んで下さった宍戸護さんからのオーダーで、竹橋の本社の見晴らしのいい部屋で取材。宮本明登さんが写真を撮って下さいました。

中学受験の現状・・・
――どうすればよいですか。
 ◆大人たちが教育観・子ども観を見直すことが必要ですが、親としてできることは、子どもが「嫌だ」と感じた時に表現する「ノー」を受けとめることです。どちらかが言うなりになるのではなく、親と子が合意できるよう民主的に対話を続けることが重要です。

他の部分は、紙面で読んでいただけると嬉しいです。
タイトルに対して、ダイレクトに、中学受験にどう対応するか、ということをわかりやすく説明したものではありません。

ただ、今を犠牲にして将来がある、ということは、中学受験に関しては、必ずしも真ではない、ということは、お伝えしておく必要があるだろうと思います。一度、傷ついた心を取り返す、新しく作るのはとても大変なのです。


私の書いたもの、特にフェイスブックをフォローしてを読んで下さっている方々には、もしかしたら、繰り返しに感じられるかもしれません。一か月も経過すると、少しずつ言葉遣いなどが、微妙に変化しているのですけれど、
伝えたいことの根っこは同じです。

親によるやりすぎ教育(教育虐待)、
親や教師を含む大人たちによるエデュケーショナル・マルトリートメント、
そして、それらを生むマルトリ社会の社会的マルトリートメントが発生する状況。

これらの言葉と概念が広がっていくためには、繰り返しが必要なのだと思います。それによっていつの間にか、あたりまえに、今の社会で起きていることや自分たちの持っている価値観が変わっていくのだろうと。今はまだ急激に変化するのではなく、揺れ戻しや誤解が広がらないように急ぎ過ぎず、でも、苦しんでいる親子のことを考えると、急いで、変わっていくようにと願っています。


#やりすぎ教育 #教育虐待 #中学受験 #メディア #取材
#一般社団法人ジェイス











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