中1キャリア教育の悩みとひらめきと『群青』
2学期後半〜3学期のキャリア教育に悩むこの頃。いくつか条件のある中で探し物をしていた。
条件1 支援パートナー
ある大手銀行さんのESD事業として、サポートしてもらえることが決まっている。しかし、大掛かりなサポートをしてもらったところで、中学1年生が当事者意識を持ってキャリア教育に取り組めるのか?最後のアウトプットを何にしたら、実感がこもるのか?正直自信がなかった。
条件2 「例年通り」
3学期には地域の方を招く「職業人を学ぶ会」を実施する。好きにやらせてもらっていた総合だが、この恒例行事は変えないほうが良いと判断。さて、どう料理するか。。
探しもの「アニメ・漫画・動画」候補
中学生がぐっと入り込めるように、アニメや漫画を切り口にしたい。キャリア教育の狙いに通じるようなもの。いま中学生が読んでいる漫画は・・・
『東京リベンジャーズ』
1年生は断然これ!!!タイムリープもの。「作りたい未来を自分で作る」という話に持っていけるかな?でも授業で使うには暴力シーンが多い・・・
『約束のネバーランド』
3年生は読んでいる。前提がひっくり返る話。10年後の社会や仕事は今とは全く違う。前提がガラッと変わる中で君は何をする?という導入に使えるかと思ったけど、グロい。全員の前で持ち出せる話じゃない。
動画『人生はマラソンなんかじゃない』
現実問題、お金は必要だ。では人生は少しでも多くお金を稼ぐために走り続けるマラソンなのか。転んだり道を外れたりしたら終わりなのか。そうじゃない。という動画。何のために働きたい?何のために生きたい?と問いかける、キャリア教育の入り口で使いたい、けど・・・中学生に響くかどうか。大人向けな気もする。
『群青』を使いたい!!
スッキリのダンスONEプロジェクトに前職でかかわった部が出演していることから、何度か動画を観ている。
感じたままに描く 自分で選んだその色で
ー YOASOBI『群青』
たぶん本当はみんな、こんな風に生きたいのではないだろうか。自由は人間の基本的欲求だから。お金を稼が「ねばならない」ではなく、あなたは本当は何を「したい」?自分と対話しながらやりたいことを探し、実現していくのが人生であり、そのためのキャリア教育。
何のために働き「たい」?その答えを探そう。
そのために、今は何ができる?
このあたりを狙いにしたらいいのではないだろうか・・・
そんなことを考えながら、YoutubeでYOASOBIの群青を聴いていると、
人気マンガ『ブルーピリオド』(作・山口つばさ)に
インスパイアされて生まれた一曲。
と書いてあるではないか。いつから?調べてみると、10月スタート。石川県でも観れる!!
アウトプットは、ひとりひとり達が思う「このために働きたい!」を入れ込んだMVをクラスごとに作る、とかにしたら、いいかも。学年の先生方に了承を取る必要はあるが・・・
好きなことを続けること
それは「楽しい」だけじゃない
本当にできる?
不安になるけど
ー YOASOBI『群青』
このあたり、子どもの気持ちに寄り添ってくれるんじゃないかな。
うまいこと生かしたい。考えよう!!!!!!!!
あーどうしよう何しようのモヤモヤが、
どんなふうに形にしよう?に変わった朝。嬉しい。
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