黄色い鳥 青い鳥
黄色い鳥のいる暗い森
ゆらゆら揺れる薄い幹の木茂る草
ちょうどいい数しかならない赤い実
時を経ても変わらない移り変わり
夜明けが来ると実が現れる
それから風が吹いて葉が揺れる
木が揺れる
細い葉が伸びていく
月が出ている時間だけ
百日に一度 白い月は隠れ
緑の月が出る
すると鳥は赤くなり
実は黄色くなる
百年に一度 赤い月が出る
赤い月の間 青くなる鳥をヒトが狙っている
赤い月の間 青くなる木々に 青い鳥は隠れ
息をひそめて 白い月を待つ
詩のワークショップで書いた詩である。
45分で書いて、音読をした。自分の詩は稚拙であるとは思う。
今 添削しようと思ったが直しようがなかった。
同じ絵で、闇に呑まれていくみたいなイメージを書いた人がいた。
そういう発想はなかった。
その人も「百年」とは思い浮かばなかったと言った。
「みんな違ってみんなよい」とまとめても良いだろうか。
演技ではなくストレッチである と。