見出し画像

尺には尺を

今日は一日遊んでしまった。
チケットはずいぶん前に取っていて
その他のスケジュールがこんなに詰まってくるとも思わなかったので。

シェイクスピアである。
プログラムと並んで、シェイクスピアの文庫などがたくさん並べてあって
ちょっと面白かった。

作品自体は
姦淫の罪で死刑と言われた兄の減刑を歎願しに行った妹が美しかったので
侯爵代理が貞操を差し出せと言い出すが・・という話である。
兄は結婚するつもりはあったので、侯爵代理でないならば
不問に付された可能性もあった。

侯爵は侯爵代理に思う所があって、町に潜伏していたので
結局兄が死刑になることはなかった。
だが、侯爵自身が妹を気に入ってしまい、結婚したいと言い出す。

妹は修道女に自らなろうとする高潔な者だった。
「え、なんで?」という妹の感じを強く残す演出だった。
シェイクスピアの時代に、女性の発言権はないのだが
抗議の対象であることを示す演出はしていた。


女性の権利的な視点を抱いてしまったら、嫌かも。
時代がそうだったから としか言えない。

なんというか、自分のことは棚に上げる政治家批判
という感じは、当時からあったのだろうと思う。




私も妹も系列は違うが生協の宅配を利用している。
月に一度くらい、観劇やコンサートなどの情報が入ってきて
時々申し込むのである。
昔と違って割引もなく、有名どころだと抽選になるが。
今は二つの作品の抽選待ちである。
贅沢な話である。



この記事が参加している募集

#今こんな気分

75,565件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?