問題のない世界は存在しない

世界から問題がなくなることはない。

問題がなくなるときは、人間から感情がなくなるときだ。

問題を問題とする根源は、感情だ。理屈ではない。

そう、だから、人類の優しい時間と楽しい時間を増やしたいと思うならば、
重要なことは感性を育むことだ。

何を問題とするかは、その子が自分の感情に従って決める。私たちが植え付けるものではない。

「どんな感性を育むのか?」

徹頭徹尾、すべての行為は世界とつながっている。

「道端に転がっている石ころが、地球の一部である」という正確な事実を、
感じられる環境を作っていかないといけない。

そうやって初めて、
遠くの何かに対しても優しくあることができ、
それを通して、優しくなる、ということができるのだ。

余談
お祭りの多くはこのような世界観を表現しているように思う。
バチが当たるとか、縁起が悪いとか、そんな言葉にも、世界と自己とのつながりの強さを感じたりもする。

でも世界は認識できる事物が増えることで拡張し、世界と自己は別々になり、「自己の世界」と、広義の世界は分断されているようにも思う。

とはいえ、あらゆる問題解決の結果としての人類の繁栄に興味はない。
かといって、別に終わらせたいみたいなマイナスな印象もない。

ただ、自分も優しく在りたいし、自分の接する人が優しくあれるようにはしたい。

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