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北へ向え!【三厩駅】

どうも!岸田エンマです!

最近色々と多忙で、noteの更新が途絶えがちになってしまいます…(汗) そのため、今回のように季節感が違う内容となっているものが今後更新されていきますが、何卒ご容赦下さい🙇‍♂️

今回は本州最北端の駅、三厩(みんまや)駅について紹介致します!

ザーメンより純白な眺望

まだ激しい寒波に見舞われる大都会。そんな寒波によって脳に支障をきたした私は、ある計画を思いつきで立ててしまった。

もっと北へ行くと、どれほど寒くなるものか

そんな検証は気象情報で確認すればええやんという話だが、なぜか身体は寒さの体感を欲したがっていた。まるで、快楽を覚えた人妻が性交を欲するかのように、私は寒さを体感したかったのである!とは言え、あまりにも遠くへ出かけると宿泊の準備が必要となる。調べると、本州最北端の駅なら日帰りで行けるそうな…。そこまで時間と金を掛けたくない現代っ子な私は、思い立った当日に夜行バスへ乗り込み、津軽半島への日帰り旅行を断行したのである。

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津軽線の終着駅:三厩駅。完全に雪で埋もれている。

まず、夜行バスで弘前駅に降りたが、降雪量が都会と比べてとんでもなかった。ちょうど、降雪した翌日に現地へ到着したが、道路の脇には雪の塀が出来上がっていた。まるで塹壕を歩いているかのような…そんなWW1の一兵卒の気分で弘前を堪能したあと、乗り換えを経て本州最北端の駅へと向かう電車に乗り込んだ。

津軽半島を北上するJR津軽線は、れっきとしたローカル線だが、車両はステンレスの新しいもので意外であった。車窓は目がチカチカするほど一面雪景色である。その白さはザーメンのそれよりも白く、射精後に真っ白になる脳内よりも純白であった。目的地である本州最北端の駅:三厩駅もホームが真っ白に染まりきっていた。シンシンと響く駅構内には、雪景色のように白い空白が目立つ時刻表が掲げられていた。

不安と童心を胸に

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三厩駅近くの道路。歩道との境に雪壁が出来ていた。

「とんでもないところに来てしまった…。」と時刻表を見た瞬間に私は不安を覚えた。三厩駅周辺で観光をしたかった私は、帰りの夜行バスに間に合うか心配になってしまったのである。ちょうど、親の居ぬ間に射精活動を試みるも、親の帰宅時間を気にする年頃の少年の心持ちである。帰りの電車の時刻を何度も確認した私は、とうとう駅から離れ、純白な大地を踏みしめた。そのとき、初めてレズビデオをオカズにした冒険心に似た感情を抱いていたのである。

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次の目的地:青函トンネル見学広場。他に見学者はいなかった。

今回の旅の二つ目の目的は、三厩駅近くにある青函トンネルの入口を見学することであった。そもそも、一つ目の目的である寒さの体感は弘前駅に降りた時点で堪能しきっていたため、急いでトンネルの見学広場へと向かった。道中には人の気配がなく、寂しいものであり、途中から車道との境目がなくなり、恐怖を覚えた。田舎の国道は車通りが少ないとはいえ、それゆえ快走する車両がほとんどであり、雪で歩道が埋まっているせいか、車道を歩いている感覚になり、恐怖と罪悪感で脚が震えてしまった。罪悪感という点では、脚ピンオナニー後の震えと同じ理屈である。

広場に到着すると、除雪がされていなかったため、雪道を開拓するようにトンネル前へと向かった。長靴を侵食するほどの雪量であったが、道なき道を進んで遊んだ子ども時代を思い出し、だんだん童心に帰っていった。思わず、雪についた動物の足跡を見つけて興奮したものである。

新幹線が青函トンネルに通過するところを一通り見たあと、純粋な童心を純白な大地に置き去りにして、もと来た道を引き返した…。

寒さより体感したかったもの

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津軽浜名駅近くの鉄橋。下から丸見えでエッチ!

私は帰りの夜行バスの時間に間に合うよう、急いで津軽浜名駅へと向かった。津軽浜名駅は三厩駅の隣駅で、青函トンネル広場の最寄り駅でもある。こちらも三厩駅と同じく無人駅で、ホームも雪に埋もれていた。待合室で駅ノートを開くと、私と同じ行程で観光した人が多く記入していた。おお…同士よ…!思わず、同じAVで抜いた友人を見つけたときと同じ感動を覚えてしまった。

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津軽浜名駅の駅名標。海の幸の主張が強くて良い。

なんとか帰りの電車に間に合った私は、雪で閉ざされた津軽半島北端に別れを告げた。一面真っ白な景色と身にしみる寒さ、雪に埋もれる感覚は一人で訪れたことも相まって、孤独感を覚えたが、それは同時に周囲が未知にあふれていた幼少期の冒険心を思い出す旅であった。

振り返ると、私が体感したかったのは最北端の寒さではなかったのかもしれない。大人になってから置き去りにしていた純粋な感情を探しに来たのである。その答えは純白の大地に埋もれて閉ざされて待っていたのだろうと、帰途につきながらそう思った…。

おまけ:青森で見つけたゴジラ!

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青森駅近くに飾ってあった、『ゴジラの逆襲』のポスター!

帰りの夜行バスまで時間が少しあり、青森駅近くの銭湯でゆっくりしていたところ、偶然にも『ゴジラの逆襲』のポスターを発見した!このポスターはかつて船の科学館にあった青函連絡船:羊蹄丸内の展示物の一つであり、展示終了となった際に青森市内へと移ったそう…!劇画ポスターは迫力があって思わず惹き込まてしまうな!

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