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妊婦が「葉酸」より取らなければいけない「成分」はこれ。

妊婦が、「葉酸」を取らないと、というのは常識になってきていますね。

1998年からアメリカでは穀類100g当たり140㎍の葉酸の添加を義務付けて、各種病気の予防に成功しました。これにならって世界84ヵ国で穀類への葉酸添加を義務付けて大きな成果をあげているようです。

では、我が国はというと、「何もしてません」
「鉄分」も重要なので、穀類に添加をしている国は60~70か国くらいあると思いますが、我が国はというと、「何もしてません」

どうも日本という国は、「薬神話」が強すぎて、栄養の大切さを余りわかっていないようです。

最近、「子供が産まれました~」というおめでたい話を聞くことが多い一方、「こんな病気があった~」というのが、セットでついてくる割合が多くなってきている気がして、心が痛みます。

その中でも、よく聞くな~、と思うのが、
生まれつき「心臓に穴が空いている」
という話です。

心臓の中の穴なので、小さければ、成長とともにふさがり、大きな問題とはならないようですが、それでも気になりますよね。

この原因は、わかっていないと言われていますが、
実は、「亜鉛不足」です。

亜鉛はDNAの増殖に密接に関わるミネラルです。
遺伝子工学の実験で、DNAを増殖させるときは、「亜鉛」を使います。入れると、すごいスピードでDNAが増殖していくそうです。

DNAが増殖しないと細胞分裂もできないので、細胞を分裂させて組織を作っていくのには、「亜鉛」が必須の栄養素になります。

要は、心臓形成時に、細胞分裂が足りずに、完成し切らなかったということです。

昔は唇が割れる、「口唇裂」で生れる子供の割合が多く、いまでも発展途上国ではみられる先天性疾患です。

原因はよくわかっていないとされていますが、これも「亜鉛不足」が原因です。

この病気は動物でも起こります。
獣医学博士のジョエル・ワラック博士が、その原因を「亜鉛」だとつきとめ、動物に亜鉛を処方したところ、「口唇裂」で生まれる動物はほとんどいなくなりました。

動物の世界ではミネラルは当たり前に処方されるんですが、人間界はとても縦割社会で、知識が水平移動しない感じがすごいな~とは思います。

こんな話を、先日飲みながらしていたら、一緒に飲んでいた方が、
「それは絶対そうです」
と賛同してくれました。

「なぜなら、私の子は、口唇裂で、心臓にも穴が空いてましたから」と。

ミネラル全般、大切なので、亜鉛だけピックアップするのもどうか、という感じではありますが、妊娠初期からは、葉酸だけでなく、「亜鉛」がたくさん入っている食べ物をよく摂取するようにしましょう!!

一般の亜鉛サプリはあまり吸収されないので、食事中心か、水溶性ミネラルの摂取がおススメです。

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