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在宅鍼灸師の養生~秋冬の乾いた冷え対策~

こんにちは!
養生担当 ”のぶ” こと千葉宣貴です。

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今回は「在宅鍼灸マッサージ師」の養生をテーマに支援できることを考えてみたいと思います。
 
購読者の皆さん、宜しくお願いいたします。

はじめに

前回同様この記事の目標は、「施術者がどんなポイントをおさえて養生すればよいか」考えるキッカケをつくることです。
 
医療機関に所属し、医師看護師の様子をみている私の視点からお伝えします。
医療従事者は「患者さんのために!!」と意気込み、力が入っている方ほどご自身の体調に無頓着だったりします。
 
そこで私が問いたいのは「自分自身が満たされていないのに、他人を満たすことはできるのでしょうか?」ということです。

ここでいう「満たされる」とは心身すべてのコンディションです。ストレス発散方法ではありません。
 
また少し期待しているのは、われわれも養生などのセルフケアや鍼灸や漢方、歯科の定期受診を受けているんだということを患者さんに知ってほしいということです。
 
「あなたたちは自分でケアできるからいいわね」と言われます。
そこで、知識があるわれわれでも他人のサービスを受けて身体のケアをおこなっていると伝えてみてください。
 
「若いあなたでも受けているなら私はもっと必要ね。」
「私にはどんなことが必要かしら。」などより患者さんが自身のカラダに興味を向けてくれることが多々あります。
 
読者の皆さんが患者さんの意識を変えるには、先ずわたしたちが変わりましょう。

前回のおさらい

前回は『風邪』の対策をお伝えしました。
風邪は暑・湿・燥・寒の邪と組み合わさり身体に侵入してきます。
そして五臓の不調を後押しします。


風邪



津液が乾燥するということは「陰虚」です。
風邪対策をしないと、「うるおい不足」になりやすいということです。

風邪と燥邪の組み合わせ

燥邪


燥邪と風邪はほぼ同様の特徴・病理なため、乾燥時期は【想像以上に乾燥する】と心得ておきましょう。
ただでさえ手洗いやアルコール消毒で肌が荒れやすい私たち。
潤い不足は天敵です。

風邪と寒邪の組み合わせ

寒邪


寒邪と風邪が混在するということは、津液不足に冷えが加わり【陽気が傷むことによる守備力低下】が顕著な状態です。
肺の症状があらわれるのは、肺が五臓のなかで最も表層かつ陽にちかい臓であることが関係しています。
 
ここから五臓の各論に入ります。
燥邪は金、寒邪は水にあたるので肺・腎からみていきます。
このふたつは【呼吸】をおこなっているので、外回りの在宅鍼灸師は呼吸のケアが重要です。
このことをふまえて読んでいただけると有難く存じます。

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