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Raw現像時の頭ん中

私なりの【Raw現像との付き合い方】はまとめたのですが、嬉しいことに多くの方に読んでもらえたようで反応を頂いてます。

自分でも改めて見返しているうちに

Raw現像時の考えを書き表すのも面白そう!

と思い始めました。

というわけで、いつもやっている現像作業をnoteにまとめてみます!

ちなみに自分の頭の中で思っていることを書いていくので、普段使っている写真関連の用語はそのままなので、読んでくれている方で分からない人もいるかもしれませんが、興味があったら調べてみてください

まず初めに、私の使っているカメラは【Nikon】
そして現像ソフトは【NX-Studio】

この環境で進めていきます。

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今回の写真はこちら

1/30,f4,iso400,5199k

嫁の休日。
私のリクエストに応え作ってくれたとんかつ!
あまりにおいしそうだったので撮りました。

では現像を始めていきます。

①ピクチャーコントロール

Raw現像時、基本的にここから始めます。

通常は【撮影時の設定(Favorito)】という設定(自分なりに調整してます)ですが、Raw現像前提なのであっさりめの設定です。

まずはここでイメージする写真の下地を作ります。

左が元画像、右が調整後

ニコンの考える【スタンダード】も好きなのですが、少し雰囲気が強すぎる気がしたので今回は【ニュートラル】を選択しました。

ニュートラルはそのままだとあっさりしているのですが、Raw現像で自分好みに調整しやすいというメリットがあります。

②ホワイトバランス

続いては色の調整。

室内で撮ると赤みが出ることで食べ物の温かみが出ていいのですが、周辺の食器・テーブルにも色がついてしまうので一度本来の色に近づけてみます。

わが家のリビング用のプリセット
その名も【リビング】

パソコンによって見え方が違うと思いますが、うちの場合はだいたい〝4750K〟で若干マゼンタ気味。

ここから好きな雰囲気に変えていきます。

なんとなくですが、食べ物系は暖かみがあった方がいいかな?と考えているので、微妙な違いですが色温度を少しずつ暖色系にしていきます。

わずかですが赤味を足してみました

今回は4891Kという数値にしましたが、あくまで自分の感覚でいいと感じただけで深い意味はありません。

ひとまずホワイトバランスの調整はここまでです。

③トーンカーブ

次に調整するのはトーンカーブ。

画像内の明るい場所・暗い場所を自由に調整

使いこなせるわけではありませんが、これも雰囲気で進めていきます。

少しいじっただけで雰囲気が変わります

始めにもう少し色を濃くしたかったので下のポイント①を暗くします。

そのままだと全体的に暗くなってしまうので、上のポイント②を元の明るさと同じ位置に戻します。

トーンカーブは上手くできれば思い通りのイメージに近づけやすいのですが、今回は結構上手くいきました。
(珍しく成功した気がします)

これで完成といってもいいのですが、もう少しだけ調整します。

④仕上げ

いつもは①〜③の工程で終了(①、②だけの時もある)するのですが、今回はもう少し微調整をします。

クイックシャープ、明るさ、彩度の調整

ほんの少し明るくしたかったので【明るさ】の項目、鮮やかさを出すために【彩度】の項目をそれぞれ上げました。

そこからもう少しだけくっきりさせる為に【クイックシャープ】を使い完成です。

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改めて、元の画像はこちら↓

そしてRaw現像後はこちら↓

個人的にですが、だいぶ美味しそうに見えるようになったと思います!
(もちろん嫁の手作りとんかつなので味は美味しいのですが…)

並べるとこんな感じ↓

←before     after→

もちろんRaw現像をすればなんでも手直しできる!というわけではなく、あくまで撮影時にきっちりとしておかないといけないということが前提ですが、こうやって現像している時間も楽しいもの…

というわけで、今回は現像中に考えていることをまとめてみました。

少しは慣れてきたこともあり昔よりはスムーズになってきているのですが、書いてみると意外と色々考えているようです。

こうやってまとめてみるのもいい経験になりました。

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