『レクリエーションを作る 5つのプロセス』④構成する

利用者さんのニーズ・課題は十人十色。

ケアプランは1つとして同じものはありません。

だったらレクリエーションも1つとして同じものはない

既存の企画をそのまま無限ループなんてことはありえない。

個別性が提唱されているのなら、集団のメリットを活かした集団性を提唱したっていい。

今回はそんなオリジナルレクリエーションを考えていくシリーズ~Part④構成する~です。

前回までのおさらいはこちら

傾向に対するアプローチでベースを決める

集団全体からくる傾向は、大多数のニーズです。

大まかな流れや方向性を考えるときに着目しましょう。

運動系が良いのか頭の体操が良いのか。

上半身の運動か下肢筋力の維持・向上か。

ニーズに合わせてベースになるレクリエーションを決めましょう。

(例)
・ ボーリング
・ 風船バレー
・ フットサル
・ イントロクイズ


優先順位から要素を加えていく

次に番号で振り分けた、優先順位の高いアプローチを取り入れていきます

ベースのレクリエーションに付け足したり、前後で全く別のものを企画しても良いです。

(例)
・ ボーリングの玉を足で蹴る
・ うちわを使って風船バレーする
・ 運動メニューをこなしてからクイズに答える
・ 使用する道具を作る
・ 発表の場を設ける

進行役が回想を取り入れて、進めていったりとバリエーションは豊富にあります。

頭を柔らかくしてアプローチする方法を考えましょう。


高レベル、低レベルがケアされているか確認する

ある程度、全体像が見えてきたら取りこぼしがないか確認します。

楽しめる人が限られるレクリエーションになっていないか、高レベルと低レベルのニーズ、アプローチ目線で想像してみましょう。

参加が難しかったり、つまらなさそうに感じると思ったら修正します。

アプローチを追加したり、ベースに少し工夫を入れましょう。

集団の満足度を上げることを意識して構成していきます。

修正を加えたらオリジナルレクリエーションの原案が完成です。次回はいよいよ実践できるように、事前シュミレーションについて説明していきます。


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