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『介護力 = 人間力』 介護すると身につくスキル~連携する力~

生きていくうえで避けては通れない、人とコミュニケーションを取りながら物事を進めるということ。

『他者と連携して仕事に取り組む』

介護福祉士として必須であり、能力の差が如実に出てしまう所です。

この連携する力はスキルとして磨いていく必要があり、介護現場では良い支援をしようとすれば自然と学んでいけるものです。

では、どのように連携する力が養われるのか?
いくつか項目を上げて深堀りしていきます。

複数人で協働する場面が多い

介護は1人で仕事をすることが少なく、複数人で小さなチームのように働きます。

・ 入浴介助
・ 食事介助
・ 排泄介助

どれも1人では完結できません。必ず他者と連携する場面は訪れます。

状況によっては2人がかりで介助をすることもあるので、息を合わせて安全・安楽に行う必要があります。

もし、チームを意識しないで自分勝手な介助をしていたら、どんなに介護技術が素晴らしくても事故や利用者さんの不満に繋がっていきます。

また、複数人で上手く分担していくことで、自分たちの負担も軽減されます。

介護福祉士のほとんどが腰痛で悩んでます。無理に1人で介助して腰を痛める。そんなことがないように、自分の身体を大事にする意味でも連携は欠かせないのです


いかに情報を伝達共有できるかが鍵

介護は数珠つなぎで行っていきます。

スポーツで例えるなら、細かくて正確なパスを繋げて確実にゴールを目指すサッカーです。

ボールを奪われたら介護では失点のリスクが極端に高くなります。

スター選手は素晴らしい技術を持っていますが、独りよがりのプレーはリスクと隣り合わせです。

利用者さんの心身から得た情報を確実に伝達共有して、次の介助に関わる人のアシストをする。

パスの出し方も相手が受け取りやすいように工夫が必要なので、ケースバイケースで言葉の選択やアクション、書面など伝える力が重要です。

きめ細かな観察が生きるも死ぬも連携次第ということです。


日常的なカンファレンス

高齢者の身体状況は日々変化します。

この変化の速さに対応するには、要点を集約した素早い検討が必要です。

介護業務を行いながら、隙間時間で小さな職員間カンファレンスを行うのです。

この積み重ねでケア支援の修正を繰り返して、ベストを作り上げていくことが重要なのです。

また、円滑なカンファレンスを行うには注意点があります。

・ 自分の意見の要点をまとめておく
・ 何を問題だと感じているか伝える
・ 相手の考えを引き出す
・ 俯瞰して対応を考える

相手の立場を尊重した連携が大切になります。


職種、職場の垣根を越えた連携

その場で働いている同僚、上司、部下との連携はイメージしやすいと思います。

しかし、介護はその人の生活を支援することです。

介護が1人ではできないのと同じく、1事業所では生活の支援はまかなえないのです。

・ 医療機関
・ 居宅介護支援事業所
・ 他介護サービス事業所
・ 家族

組織の垣根を越えた連携も必要不可欠になります。

自分の専門としている範囲を明確にしたうえで、それぞれの立場を理解して丁寧に連携していきましよう。


他者と円滑にコミュニケーションをとって連携していく。シンプルですが、奥が深く経験と知識が必要になってきます。介護福祉士ならではのきめ細かなコミュニケーション能力で対応していけると良いですね。

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