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【今日のポイント】

火星ロケット、核融合、人間型ロボット、空飛ぶクルマなどSFレベルを含めて過去から存在する夢のある技術が、新技術の発展により実現に近づきつつありますね

このような世界や社会が抱える夢(課題)と自社の夢(ビジョン、存在意義)をつなげることは既に行われていますが、

より具体的で実現性が高くなるように両者を結びつけるためには、自社の過去の取り組みの記録と蓄積に加えて、社会の持つ夢や課題に対する過去の取り組みに関する情報源もピックアップしておくことをお勧めする次第です。


1.新方式の火星ロケットなどの世界の大きな夢に自社の夢をつなげる

 米国でプラズマエンジンを使った火星向けの有人ロケット開発の取り組みが進んでいるそうですね。

 今回は核分裂をエネルギー源として発生するプラズマを噴射してする方式で、今まで9ヶ月かかるとされていた火星までの期間を2ヶ月まで大幅に短縮できる可能性があるそうです。

 このような話を聞くと、一気に火星を始めとする宇宙開発が身近に感じられますね。

『火星への道のりが9カ月から2カ月に。プラズマロケットは実現するか』
2024/5/25の、GIZMODO(https://www.gizmodo.jp)の記事。

https://www.gizmodo.jp/2024/05/nasa-pulsed-plasma-rocket-advanced-concept-mars.html

『火星へのロケット Rocketing to Mars』
2024/5/31の1日5分ビジネス英語(https://matt-english.com/category/podcast) の記事)

私が子どもの頃から、イオン式ロケットやプラズマロケット、
宇宙空間に巨大な太陽電池を浮かべて地上に送電する宇宙発電所、人間型ロボット、空飛ぶクルマ(エアカー)、核融合発電など、未来の夢の技術と呼ばれていたものは数多くありますが、

例えば、人間型ロボットや空飛ぶクルマのように、実現に近づいて来ているものもあり、大きな夢ほど叶えるには時間とお金と人材が必要とはなりますが、
いつかはかなう日が来るものと取り組みを続けることが重要と感じます。

 上記は宇宙開発などの世界的な夢(課題への対応)の例ですが、
自分や自社の夢(ビジョン、存在意義)を探し、具体的な形にするために、
自分や先人の過去の取り組みを振り返る自社の夢(ビジョンや存在意義)を探し見直すときに、社会の夢(課題)をブレークダウンして、
自社の強みや好きなこととつなげてビジョンを作ることは、既に通常の方法となっていますし、今後もビジョンや自社の存在意義などを明確化する際に利用されていく方法と思います。


Steve BidmeadによるPixabayからの画像


2.夢をつなげるために、自分や先人の過去の取り組みを振り返る

 上記の火星ロケットような大きな夢ほど、かなえるには時間とお金と人材、技術の蓄積が必要で、数十年、時には100年単位の時間が掛かりますが、
スタートレックの転送装置を思わせる3Dホログラフィー利用のオンライン会議装置の開発の取り組みもあるように、

SFのように先人が空想した技術も含めて、自国や自分が属する業界に限らず、世界の過去の取り組みや構想を記録し、残しておくことは、新技術の登場により、いつか実現する道を確保するものと、ここにも「温故知新」の重要性を示す事例があると感じます。

 そして、自社のビジョンや存在意義を明確にするために社会の夢や課題と結びつける際にも、社会の夢や課題の背景と、自社の今までの取り組みや感じてきた課題などを把握することは、
社会と自社の事業をより確実に結びつけるために必要となってきます。


3.現在の社会課題の背景にある大きな夢や課題の歴史について、過去の取り組みに関する情報源のリストを作っておく

 今までも、自社の過去の取り組みとそこから得られた知見の蓄積の必要性と効能(自社の知的資産の構築・強化)について、本ブログトピックス
『「自社の沿革」や「履歴書」と「見えない強み」の関係は?』https://note.com/nobu_g_smb/n/naa4708a267f5
などで、お伝えしてきましたが、

社会、ひいては世界の抱える夢や課題についても、現状と背景に加えて、その分野での先人の取り組みについて知っておくことは、自社のビジョンや今後の取組をより具体化するために有効と思います。

 とはいえ、自分でデータベースを作ることは費用対効果の面からも困難なため、
例えば、エネルギー分野では、資源・エネルギー庁のスペシャルコンテンツ(https://www.enecho.meti.go.jp/about/special/や、
まずは、行政などの白書やニュースサイトなどのネット上の情報源を、例えばブラウザのお気に入りなどの形も含めてリスト化しておくことから始めてはと検討をお勧めする次第です。

【今日のまとめ】

・火星ロケットなど、新技術により実現に近づいて来ている大きな夢は、核融合、空飛ぶクルマなど複数あり、これらの社会の夢や課題と自社の夢(ビジョン、存在意義)をつなげることも行われている
・大きな夢ほど、実現には時間がかかるため、過去の取り組みを把握し、現在の技術やニーズの変化により再利用可能なものがないか検討する必要性は高い
・自社の過去の取り組みやそこから得られた知見を可視化し、蓄積することに加えて、社会や世界が抱える夢や課題に関する過去の取り組みについて、情報源をピックアップしておくことも、自社のビジョンの明確化や実現性の向上に役立つものと検討をお勧めする次第です

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見出し画像:Gerd AltmannによるPixabayからの画像


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