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学びとは何の為にあるのか、どう学んでいくか

学びの必要性については色々なところで議論されています。
以下の記事にも記載されていますが、特に日本は学ばない国だということが言われています。

社会に出ると仕事や家事に追われ、中々学びの時間を確保できないという方も少なくありません。そんな中でも、ある一定数は定職につきながらも自分の専門分野についての本を読んだり、副業や研究のために別の分野の講習会などに参加したりと、学びに貪欲な方もいらっしゃいます。

そのように、自分自身の貴重な「お金」と「時間」を自分のために投資する姿勢には頭が下がります。

とはいっても勉強が嫌いという方は本当にたくさんいらっしゃいますし、子どもには散々勉強しなさいと言いながらも自分は勉強しないという大人も少なくないでしょう。

しかし全く勉強したくないわけではなく、

何気なく気になった本を手に取ったり、

気になった話題を検索したり、

ということはよくあると思います。

そこにも「学び」は存在しています。自らが気付かないうちに知識や情報を欲しているのです。どんな媒体であっても何かを「知りたい」という欲求に従い行動したのでしたら、それは「学び」と言えるでしょう。

人は「今よりもよくあろう」とするために学び続ける生き物なんだと、いうふうにも思います。
つまり人が学ぶのは人類の成長を支えてきた進化の過程に必要なこと何だと考えます。

学ぶ目的とは「理想の状態になること」

よくある話として、学ぶだけ学んでアウトプットをしないということがあります。
つまり知識や情報を脳に詰め込んで満足してしまって、行動できていないという状態です。

例えば、行きたい大学に合格するために猛勉強したのに試験は受けない、ということとほぼ同義です。これでは合格するという目的は達成できないですよね。

この場合、
受験勉強→インプット
試験→アウトプット
と容易に捉えられると思います。

アウトプットしないと「合格した自分」と言う理想の状態は得られません。
これは受験勉強に限らず、全ての学びは「理想の状態になる為」のアウトプットに繋がっていることが大事なんです。


パーソナルトレーナーとしての「アウトプット・理想の状態」

私の本業であるパーソナルトレーナーで考えてみます。
パーソナルトレーナーは何をアウトプットとし、何を理想の状態とするのか。

一般的にはお客さまに対して提供できるサービス、そしてその裏付けとなるスキルや見識を持てるようになることこそアウトプットと言えそうです。

提供できるサービスはパーソナルというだけあってさまざまあります。
年々、お客様は多様的になっており、この方にとって何が必要かということを考え続ける必要があります。それも先輩や上司にレクチャーを受けるだけでなく、お客様と向き合う自分自身で考え抜くこともとても大事なことだと考えています。

パーソナルトレーナーは大学教授や先生ではありません。
他の職業では類を見ない、唯一無二の存在です。

トレーニングや食事指導という手段を通じて、お客様が「なりたい自分になる」ことのサポートをするのがパーソナルトレーナーの役割です。

お客様の根底には当然、「今よりも良くありたい」という欲求がります。
具体的なビジョンをお客様が持てなかったとしても、成長したいという想いに寄り添って導いていかなければなりません。

そう考えると、トレーニングや栄養に関する勉強は「学び」の一部分でしかあらず、もっと多様的に学びを深めていく必要があると気付かされます。

そしてそういう学びとは案外専門外の分野に転がっている物だということも感じます。

・映画やドラマを見る
・専門書ではなく小説や新聞を読んでみる
・知らない人と話す機会を作る(コンパや地域の催しなどもいいかも)
・行ったことのないところに行ってみる
など

これも一つの学びなんだと捉えると学びのハードルも下がりますし、いろんなことに挑戦しようと思えますね。

私自身、
日常の機微に着目して、自分なりに考察してみることを意識しています。
そうすることで、

いろいろな世代のお客様の信頼が得られ、寄り添える状態

になっていると考えています。

それがパーソナルトレーナーとしての理想の状態なのかなと。
皆様はどうお考えでしょうか。


ご精読ありがとうございます。
皆様も是非、自分自身の職業や役職に置き換えて考えてみてください。



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