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電子書籍シリーズ企画の新機軸は「対談」と「プロモーション」です。

『新版ミーニング・ノート』の発売から1年経ちました。
たくさんのレビューも頂いておりますが、お陰さまで金風舎の単行本第1号はロングセラーとなりました。

旧版のプリント・オン・デマンド版の販売から書店直販、取次口座開設してからの新版改訂発売と、著者の山田智恵さんから企画を伺って足掛け3年になります。

当初よりSNSでの宣伝に取り組んでいますが、さらに販売数を伸ばすためにはどうしたものかと考えたときに、山田さんが旧版発売直後から運営されているオンラインコミュニティの様子を拝見していて、読者の方々が情報をアップデートできるような読み物があったら面白いのではないかと考えました。

そこで、ミーニング・ノートメソッドが内包するさまざまな側面について、専門家や実践者の方々と著者の山田さんとの対話が面白い読み物になるんじゃないかというコンセプトでつくったのが「歩き方ガイド」です。

スピーディーに制作発刊できて手軽に買って読んで頂ける本、それが連なってネット書店でみえたときに宣伝にもなる、そういった電子書籍シリーズとして企画しました。

本日、3ヶ月の制作期間を経てVol.2が発売になりました。

この電子書籍シリーズは、本と電子書籍の相乗効果を果たす意味で結構面白い取り組みなのではと思いますが、大事なことは著者のオンラインコミュニティが存在するということです。

この点、山田さんご自身がそのオンラインコミュニティツール会社の取締役をやっていらっしゃるという点がポイントの1つです。

著者、作家の方は真剣に導入を考えてみてはいかがでしょうか。いまどきネットでの情報発信していない著者の方はいないと思いますが、そこにコミュニティが形成されているのか、その維持に熱量があるのかといった点は出版社としては気になるところです。

もうひとつのポイントは、ずっと山田さんと一緒に仕事をしていて思うのですが、常に煌めきある思考でスピーディーかつ粘り強く行動されている点です。

先日、山田さんがコミュニティの運営と並行して開発に打ち込んでいたオリジナルノートが先日発売となったのを拝見して思ったのですが、「あのときのモックアップがこうなったのか!」と思いました。

やはり、よいデザインは著者や編集者との化学反応の結果であって、デザイナーが一人ひねり出すものではないな、そこに煌めきがあるかないかはとても重要だなと、デザイン会社の社長としても強く思うところです。


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