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【勝手に人生相談 No.278】90代 嫁との長年ギクシャク (千葉県・10代女性)

▼ご相談内容▼

90代の女性です。

息子と嫁が結婚して30年。20年ほど前に我が家の敷地に息子の家を建てました。しかし、嫁と私の関係はずっとギクシャクしています。

結婚間もない頃、嫁の作った食事を食べなかったことをずっと根に持っているようです。

嫁は実家の墓参りをしても、我が家の墓参りはしません。

夜遅くまで実家で過ごし、帰宅することもあります。この前はゴミの捨て方を注意したら、その声が気に入らないと言われ、実家へ行ってしまいました。

そうかと思えば、お土産を買ってきたり、手料理を分けてくれたりすることもあるのです。

ころころと気分が変わるので、憂鬱になります。

息子に少しでも多くの遺産を残そうとつつましく暮らしていますが、息子が死んだら嫁にも渡ってしまうのは不満です。

どのような心持ちでいればよいのでのでしょうか。

東京都・90代女性

▼やまのぼ回答▼ 

 あなたの改めるべきことが、いっぱいあります。と言うか、あなたが改めれば、お嫁さんとの関係は、必ずよくなるでしょう。

 すなわち、大前提になることは、あなたが関係悪化の根源ということです。あなたの考え方が、そもそも根本的に間違っているのです。

 あなたは、ご子息のお嫁さんと結婚したのですか?あなたは、お嫁さんの義母であって、配偶者ではありません!

 そこを理解すれば、関係修復への道筋は、はっきりと見えると思います。

 まず、食事を食べなかったことを、ずっと根に持っていると思った時点で、気付くべきだったのです。

 なぜ、食べなかったのかを、理由を述べ心から謝罪し、ご子息夫婦と距離を持つべきだったのです。

 お嫁さんが墓参りしなくても、実家で夜遅くまで過ごそうが、ゴミの出し方がまずかろうが、見て見ぬふりをするべきなのです。

 ご子息夫婦は、あなたとは独立した家庭なのです。あなたが、とやかく言う権利も、筋合いなどもありません。

 冷静に考えてみてください、お土産を買ってきたり、手料理のおすそ分けをしてくれたりと、優しさ溢れるいいお嫁さんではありませんか。

 お嫁さんなりに、あなたに心を開いている証拠なのです。

 ご子息夫婦とは、付かぬ離れずの関係が、理想だと思います。そんなに、お嫁さんに渡っては困るなら、遺産など残さないことです。

 ご子息夫婦は、端からはなからあなたの遺産なんて期待していませんから、つつましく生きることなど、必要ないと思います。

 ご子息夫婦のことは、見て見ぬふりして!仲良くやりましょう!
残された人生を、ご自分のためだけに使い、大いに楽しみましょう!

 

 

▼次回のご相談予告▼

次回の【勝手に人生相談 No.279】東京都・30代男性のご相談です。「人の死を悲しめない」を、予定しております。


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