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【勝手に人生相談 No.146】娘の悩みに答えたい父(埼玉県・70代男性)
▼ご相談内容▼
70代のアルバイト男性。
30代前半の娘が仕事になじめず、また、結婚していないことに悩んでいます。
娘から相談されるのですが、親として適切な答えを出してやれず困っています。
娘は1歳の頃に母親を亡くし、私と、私の母で育てました。短大を出て、アルバイト程度の仕事をいくつかやっており、現在はある商業施設のインフォメーションセンターに勤務しています。
センターを訪ねるお客にはいろいろな人がいて、対応に苦慮することもしばしばらしく、大変そうです。
結婚については、マッチングアプリなどで相手を探しているようですが、なかなかうまくいかないようです。
「精神的に疲れた」というメールを送ってきました。
人生の先輩として、何より親として、明解な答えを出してやれないのが歯がゆいです。
娘に何と言ってやったらいいのでしょうか。(埼玉県・70代男性)
▼やまのぼ回答▼
いつの世にも、人生に絶対的な正解なんかありません。
だから、どこの親御さんであろうとも、子供さんに適切な回答を、出してあげることはできません。
よって、ご相談者は、適切で明解な回答を出してやれないという呪縛を、まず解くことから始めましょう。
名回答は出せなくても、悩みをただ聞いてあげ、寄り添って、一緒に悩んであげることはできると思います。娘さんには、それが何倍もの力となり、励みにもなるのです。
あなたの過去の経験を話してあげるとか、自分ならこうするとか、話して聞かせることは有意義なことだと思います。でも、時代背景や世間の趨勢は激変の中にあります。今の娘さんに、即応用はできないことが多いと思います。
あくまでも、参考程度の話になるのですが、問題や悩みに対する、接し方や対処方法は、時代を超えて役に立つことも多々あります。特に、苦労したこととか、失敗談は率先して、話してあげるべきでしょう。
ところで、結婚についてですが、結婚することを目的にする必要はありません。結婚適齢期という言葉も、とっくの昔に死語化しています。
結婚できなければ、できないでも結構なことです。
父娘が共に結婚は、あくまでも、結果なのだと認識し合いましょう。現在の30代前半の女性の3割の方が未婚なのですから。
いかなる場合でも、結論は娘さんが出すのです。そして、その結果に責任を取るのも娘さんの権利に対する義務なのです。
親御さんは、ただのバイプレヤーに徹することしかできません。
▼次回のご相談予告▼
次回の【勝手に人生相談 No.147】は、東京都・20代女性のご相談です。「公務員試験 すべて落ちた」を、予定しております。
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