【勝手に人生相談 No.421】出会い系サイトを使う父 ( 神奈川県・50代女性)
▼ご相談内容▼
84歳の父は10年以上前から出会い系サイトでいろんな女と付き合っていました。
母はずっと悩み、最近亡くなりました。父は寂しさを言い訳にサイトを再び始めました。
父と2人暮らしで、私が出て行くと女性を家に入れそうで母が可哀そうです。
父の死を望む気持ちになることもあります。どう割り切ればいいのですか。
▼やまのぼ回答▼
あなたは、お父さまのスベテを把握していますか？その答えは、当然ノーだと思います。お父さんには、今日まで生きて来られて、培われた人生観があります。
それは、世間一般でいう常識から、逸脱していることもあるかもしれません。ところが、常識ということは、とてもいい加減な言葉です。さも、正解のように誤解している人の多い言葉です。
常識という範疇は、時代や環境と共に変化する、とても厄介なものです。極端なことを申し上げれば、あなたとお父さまの常識が、少しだけずれているのでしょう。
あなたが家をでれば、お父さまが女性を家に入れるとのご心配は、全くお門違いなことです。ましてや、亡くなられたお母さまが可哀そうだという発想も、私には理解できません。
あなたのやるべきことは、親子と言えども、お父さまの趣味嗜好に干渉しないことです。逆にいえば、お父さまの人生に、あなたが関わる必要がないのです。
ご高齢でありながら、出会い系サイトを利用する矍鑠さを、むしろ慶ぶべきことだと思います。世間では、お父さまと同年配なら、認知症で介護が必要な方の方が多いかもしれません。
お父さまの人生は、お父さまの好きなように使わせてあげるのが、最大の親孝行だと思います。そして、あなたは、もっとご自分の人生を謳歌するように努めるべきです。
▼次回のご相談予告▼
次回の【勝手に人生相談 No.422】愛知県・40代女性のご相談です。「空気読むのが苦手な後輩」を、予定しております。
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