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【勝手に人生相談 No.244】人生トントン説って本当?(福井県・50代女性)

▼ご相談内容▼

「ひとの人生、終わるときには、みんなトントン(差がない)」。若い頃、そう教わりました。

何となくそうかなと思って生きてきましたが、最近になり「本当にそうなのだろうか?」と感じています。

私は両親に愛され何不自由なく育ちました。

32歳の時に職場で知り合った夫は悪い人ではありませんが、不妊治療に通ったものの子どもに恵まれずに現在に至っています。

また、夫は54歳で私の反対を押し切って大企業を早期退職し、4年が経ちました。負けず嫌いの夫は仕事はできましたが、ご機嫌とりがうまいイエスマンの同僚や、それを評価する上司に嫌気がさしたようです。

夫は現在細々と仕事をしていますが、当時と比べて年収は5分の1。家賃を払うのが精いっぱいで、私がパートで食費などを賄っています。

今の状態では夫婦でのんびり、おだやかな老後なんて絶対無理です。子どももなく夫婦2人なのに生活に必死で、若い頃に思い描いていた未来とはかけ離れています。

そして、ふと思い出したhのが「トントン説」。

私は結婚するまで幸せだったから、今こんな生活なのでしょうか?

福井県・50代女性

▼やまのぼ回答▼ 

 ご相談内容にふれ、いの一番に思ったことは、ご冗談でも仰っているのではないだろうか?ということです。人生にトントンなって、虫のいい話などありません。それは、現実逃避の無気力な理由付けでしかありません!

 ご相談者は、誰のために人生を歩んでおられるのですか?

 ご自分の意思がない、流されるだけの生き方をしてきた挙句、老後のご心配をされているようですが、そんな先の事より、現在のご自分のことを、もっと分析してみる必要があります。

 もっと客観的にご自分のことを、見つめなおしてみましょう

 現在の姿は、過去のあなたの生き様の反映でしかありません。いわば、あなたの考え方と行動が、現在に投影されているのです。決して、誰かがあなたのために用意してくれた現在ではないのです。

 ご両親に愛されて、何不自由なく育った過去の幸せを基準にして、今は不幸極まりないと思っておられるようですが、思い違いもほどほどにしましょう。

 年収が激減した!とか、あなたのパートで食事を賄っているとか、マイナスなことばかり引っ張り出してきても生産性はありません。失くしたモノばかり数えていては、将来はもっと最悪でしょう!

 幸せにはいろんな形があります。

 ご相談内容に、ご主人が登場しませんが、一念発起して大企業を飛び出し、新しいお仕事に就き、大いに生き甲斐を得ておられることでしょう。

 量と質は比較できません!

 なんだかんだ言っても、夫唱婦随の関係でおられる現在は、とてもお幸せなことだと思います。

 ぜひ、ご夫婦で話し合って、将来の設計図を描き、より具体的な行動をされることをお勧めします。将来は、ご自分で創るしかありません!


▼次回のご相談予告▼

次回の【勝手に人生相談 No.245】は、福井県・50代女性のご相談です。「おひとりさまがつらくなって」を、予定しております。


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