ねえ花火かな
ホントだ音がするね

窓を開けて身を乗り出すと
丸い光が半分だけ見える

川沿いのあの混雑に
突っ込む気概はもうない私たち

遠ざかった分は
記憶の花火をまぶたに重ねて

囁くような歓声を

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