DeNA・宮﨑が1試合2本塁打の大暴れ!ディグプロ3月13日
ハマのアベレージヒッターが、気迫溢れるパワーで鮮やかな2本のホームランを描きました。
今回は、3月13日に行われたオープン戦6試合を振り返っていきます。
※以下一部敬称略、試合順は開始時刻順、同時刻の場合はスポナビ野球速報の表示順に。
楽天対オリックス戦
静岡県草薙総合運動場硬式野球場
13:00プレイボール
スコア 楽天1-6オリックス
スタメン
楽天 オリックス
1 遊 村林 1 中 渡部遼
2 左 小深田大翔 2 三 西野真
3 二 茂木 3 遊 紅林
4 三 浅村 4 指 西川龍
5 指 島内宏 5 二 太田椋
6 一 フランコ 6 右 野口智
7 右 岡島 7 左 佐野皓
8 捕 太田光 8 一 木下元
9 中 田中和 9 捕 福永奨
投 田中将 投 髙島
楽天は開幕ローテ入りを狙う田中将、オリックスは開幕一軍入りを目指すルーキー・髙島が先発します。
オリックス・髙島は球数少なく効率のいい投球を見せました。初回を11球で三者凡退に抑えると、2回は一死から島内宏にヒットを許したものの続くフランコを初球で併殺に仕留めスリーアウト。
2回18球で1安打、1奪三振、無失点の内容だった髙島は、
と振り返りました。
一方の田中将はランナーが出てからの投球が今季の鍵となりそうです。初回、2回と三者凡退に抑えたベテランでしたが、3回に先頭の佐野皓にツーベースを許すと、そこからピンチを拡大し渡部遼にタイムリーを許します。
しかし、3回3安打、1失点で降板した田中将は、
と順調なことをアピール。ベテランですから開幕前の調整法も熟知しているでしょうし、打たれていてもそこまで心配はいらなそうです。
また、打撃で支配下復帰アピールを見せたのはオリックス・木下元。広島を戦力外となり、オリックスに育成契約で入団してきたパワーヒッターは、5回表の先頭打者として打席に立つと、楽天・渡辺翔の決め球・パームを一閃。
打球はライトが一歩も追わないほどの大飛球になり、ソロホームランとなりました。
オリックスは木下元のホームランの他にも計4本のタイムリーで合計6点を奪い、小刻みな投手リレーで広島を1得点に抑え猛牛軍団が勝利しました。
勝利投手:髙島泰都(1勝)
敗戦投手:田中将大(2勝1敗)
本塁打
オリックス:木下元秀1号ソロ
投手リレー
オリックス:髙島-古田島-鈴木博-椋木-権田-入山-才木海
楽天:田中将-伊藤茉-渡辺翔-辛島-則本
ロッテ対阪神戦
ZOZOマリンスタジアム
13:00プレイボール
スコア ロッテ1-6阪神
スタメン
ロッテ 阪神
1 中 岡 1 中 近本
2 左 ポランコ 2 二 中野
3 指 角中 3 左 ノイジー
4 右 山口航 4 一 大山
5 三 中村奨吾 5 三 佐藤輝
6 一 井上晴 6 右 森下翔
7 捕 田村龍 7 指 ミエセス
8 二 小川龍 8 遊 木浪
9 遊 友杉 9 捕 坂本誠
投 メルセデス 投 伊藤将
ロッテはメルセデス、阪神は伊藤将と共に開幕ローテを任されるであろう投手が先発します。
阪神・伊藤将は開幕に向けて快調なピッチングを披露しました。初回にピッチャー強襲の内野安打がありヒヤッとしましたが、3回まで1安打に抑えると、4、5回もランナーを出しながら無失点に抑えます。
低めに良く制球されたボールが多く、5回2安打、2奪三振、1四球、無失点で降板した左腕。
と、自らのピッチングを振り返りました。
一方のロッテ・メルセデスも安定したピッチング。1、2回を三者凡退に抑えて立ち上がると、3回は四球から二死二塁のピンチを作り、近本にタイムリースリーベースを浴びたものの、失点はそれだけ。さらに最速は150キロを記録しました。
3回1安打、3奪三振、1四球、1失点という内容、そして球速帯の上昇に
と目を細めた吉井監督。開幕ローテは間違いなさそうです。
打撃では阪神・近本が2安打2打点の活躍。3回の第二打席で先制となるタイムリースリーベースを放つと、続く打席では四球を選び、第四打席では二死三塁からタイムリーを記録。
元々苦手な春先からすでに調子が上がってきている近本はこの試合を
と振り返り。頼もしいリーディングヒッターは今年も健在です。
気を吐いた近本に感化されたのか、チームでは他にもミエセスや佐藤輝がタイムリーを記録。守備でも投手陣がロッテを1点に抑え込み、1-6でついに阪神がオープン戦初勝利を手にしました。
勝利投手:村上頌樹(1勝1敗)
敗戦投手:田中晴也(1敗)
投手リレー
阪神:伊藤将-村上頌
ロッテ:メルセデス-二木-田中晴-澤村-益田直
DeNA対ヤクルト戦
横浜スタジアム
13:00プレイボール
スコア DeNA13-0ヤクルト
スタメン
DeNA ヤクルト
1 右 度会 1 中 塩見
2 一 オースティン 2 右 西川遥
3 左 佐野恵 3 一 J.オスナ
4 二 石上 4 三 村上宗
5 三 宮﨑 5 左 サンタナ
6 中 梶原 6 二 山田哲
7 指 大和 7 指 青木
8 捕 戸柱 8 遊 長岡
9 遊 京田 9 捕 松本直
投 石田健 投 サイスニード
DeNAは石田健、ヤクルトはサイスニードと共に開幕ローテ入りを狙う投手が先発します。
サイスニードは開幕ローテ入りに暗雲が立ち込めます。初回二死からヒットと死球でランナー一、二塁のピンチを招くと、宮﨑に先制のスリーランを浴びます。
さらには3回にも宮﨑の二打席連続弾を含む3点を失い、4回6安打、4奪三振、1死球、6失点で降板。
現在エースの小川泰が不在であるため、実質1番手のサイスニードには頑張って欲しいところです。
一方の石田健は、初回以降テンポの良い投球をしました。初回こそ2ストライクから決めきれず27球を要しましたが、2、3回は三者凡退に抑えてマウンドを降ります。
3回51球を投げ2奪三振、1四球、無失点だったサウスポーは、
と流れる汗を拭いました。
打撃ではDeNA・オースティンもさることながら宮﨑が圧巻の成績。この試合わずか2打席しか立っていないものの、第一打席ではレフトスタンド最前列へスリーラン、第二打席ではライトポール際にソロと広角打法を発揮。
2打数2安打2本塁打4打点という成績を残した宮﨑は、
と、一打席目について振り返り。首位打者の打撃は今年も流石の一言に尽きます。
試合は3回までに6点を先制したDeNAが、6回にもヤクルトルーキー・松本健から7得点とめった打ちし、13-0で圧勝しました。
勝利投手:石田健大(1勝)
敗戦投手:サイスニード(1敗)
本塁打
DeNA:宮﨑敏郎1号スリーラン
宮﨑敏郎2号ソロ
オースティン2号スリーラン
投手リレー
ヤクルト:サイスニード-エスパーダ-松本健-沼田-嘉弥真
DeNA:石田健-佐々木千-ウェンデルケン-大貫-ウィック
西武対中日戦
ベルーナドーム
13:00プレイボール
スコア 西武3-2中日
スタメン
西武 中日
1 右 若林楽 1 二 田中幹
2 遊 源田 2 中 尾田
3 指 栗山 3 指 ディカーソン
4 一 アギラー 4 左 細川成
5 左 コルデロ 5 一 石川昂
6 三 佐藤龍 6 三 高橋周
7 二 外崎 7 右 鵜飼
8 捕 炭谷 8 捕 加藤匠
9 中 金子 9 遊 C.ロドリゲス
投 武内 投 梅津
西武はドラ1ルーキーの武内、中日は開幕一軍を目指す梅津が先発します。
中日・梅津は力のあるストレートとスライダーで西武打線をねじ伏せにいきます。制球こそ少し定まらないところはありましたが、それ以上に球威があり、4回3安打、1奪三振、4四球、1失点という結果で降板しました。
それでも、コントロールが難しかったのも事実。最速は155キロを記録しましたが、降板後に
と反省した梅津。次回の登板ではコース内に投げ込めるようにしたいところです。
一方の武内は花丸をつけたくなるほどの安定感あるピッチングを披露。初回は10球粘られ四球を出したものの牽制アウトにしてトントンにすると、2回はアウトを全て三振で奪取。
3、4回も打者3人で守備を終え、4回1安打、5奪三振、2四球、無失点と上々デビューを果たした武内は降板後、
とコメント。最高球速も自己最速タイとなる154キロを計測するなど、今後が楽しみになる若き左腕でした。
打撃で覚醒の兆しを見せたのは中日・鵜飼。この試合に「7番・ライト」で先発すると、7回の第三打席で二死二塁のチャンスから一時同点に追いつくタイムリーを放ちました。
さらには9回にはレフトへヒットを放つなど、4打数2安打1打点。
と、"打って"兜の緒を締めた鵜飼でした。
試合は1点ビハインドの8回裏に2点を取って劣勢を跳ね返した西武が逆転勝ちを収めています。
勝利投手:渡邉勇太朗(1勝1敗)
敗戦投手:齋藤綱記(1勝1敗)
セーブ:宮澤太成(1S)
投手リレー
中日:梅津-橋本-田島-梅野雄-齋藤綱
西武:武内-甲斐野-渡邉勇-宮澤
日本ハム対広島戦
ES CON FIELD HOKKIDO
18:00プレイボール
スコア 日本ハム1-6広島
スタメン
日本ハム 広島
1 左 五十幡 1 遊 上本
2 中 松本剛 2 二 菊池
3 三 野村佑 3 指 シャイナー
4 指 A.マルティネス 4 三 レイノルズ
5 右 万波 5 一 堂林
6 一 レイエス 6 右 田村俊
7 遊 若林晃 7 捕 會澤
8 捕 進藤 8 左 二俣
9 二 石井一 9 中 中村健
投 根本 投 大瀬良
日本ハムは開幕一軍を狙う根本、広島は開幕ローテ入りを明言されている大瀬良が先発します。
広島・大瀬良は開幕に向けて順調な仕上がり。2回こそ2つの四球を与えてピンチを作ったものの、1、3回は三者凡退に抑えるナイスピッチング。
ストレートはもちろんカットボールやスライダー、カーブ、フォークなど様々な球種を投げ込み3回3奪三振、2四球、無失点で降板した大瀬良は
と頷きました。
一方の根本は2本被弾する苦しい投球に。初回こそ1安打で抑えましたが、2回には先頭の堂林にソロを浴びると、3回には二死一塁からレイノルズにツーラン。
4回4安打、4奪三振、1死球、3失点で降板した左腕は、
と残しました。
新助っ人では、広島・レイノルズが少しずつ動き出しました。3回の第二打席、二死一塁の場面で出番が回ってくると、日本ハム・根本のストレートをスイング。捉えた打球は打った瞬間確信という飛び方でレフトにスタンドイン。
さらには7回にも満塁のチャンスで四球を選び押し出しで打点を稼ぐなど、4打数1安打3打点1本塁打でした。
と意気込むレイノルズ。頼もしい助っ人がやってきました。
試合は、攻撃では6点を取った広島が、投球ではリレーで驚異の1安打ピッチング。準ノーヒットノーランで日本ハムに勝利しました。
勝利投手:大瀬良大地(1勝)
敗戦投手:根本悠楓(1敗)
本塁打
広島:堂林翔太1号ソロ
レイノルズ1号ツーラン
投手リレー
広島:大瀬良-斉藤-中﨑-矢崎-滝田-益田武
日本ハム:根本-北浦-マーフィー-石川直-山本拓
ソフトバンク対巨人戦
福岡PayPayドーム
18:00プレイボール
スコア ソフトバンク2-3巨人
スタメン
ソフトバンク 巨人
1 中 周東 1 中 松原
2 二 三森 2 指 梶谷
3 左 近藤健 3 左 丸
4 指 山川 4 一 岡本和
5 右 柳田 5 三 坂本勇人
6 一 中村晃 6 捕 大城卓
7 遊 今宮 7 右 オドーア
8 三 井上朋 8 遊 門脇
9 捕 甲斐 9 二 泉口
投 東浜 投 菅野智
ソフトバンクは東浜、巨人は菅野智と共に開幕ローテ入りを狙っている投手が先発します。
巨人・菅野智は山あり谷ありの投球となりました。無失点だった2回はピンチを背負うも無失点、4回も三者凡退と好投。最速153キロを記録するなど全盛期を彷彿とさせる投球回でした。
しかし、初回は近藤健に、3回は柳田にタイムリーを許すなど主力選手に痛打を許しました。最終的に4回5安打、3奪三振、1四球、2失点で降板した菅野智は
と納得した表情を浮かべました。
一方の東浜も開幕に向けて順調に調整できている模様。初回と4回こそ得点圏にランナーを進めてしまいましたが、初回は一塁への牽制アウト、4回は6-4-3の併殺を完成させるなど技術で窮地を乗り切りました。
結果5回を投げ4安打、4奪三振、無失点の好投を見せた右腕は、
とコメント。ローテ入りは当確となりそうです。
打撃で印象的だったのは巨人・梶谷。この試合は「2番・DH」で先発出場すると、2点ビハインドで迎えた6回の第三打席。
育成・古川侑を相手に6球粘ると、7球目にきた低めのフォークをうまく捉え、ライトへのソロホームランにしました。
とベテラン。一軍合流後即1発という存在感ありありの打席でした。
試合は梶谷のソロで1点差に詰め寄った巨人が、8回にこれまた一軍合流したばかりの重信の2点タイムリーによって逆転。2-3でソフトバンクを下しています。
勝利投手:メンデス(1勝)
敗戦投手:岩井俊介(1敗1S)
本塁打
巨人:梶谷隆幸1号ソロ
投手リレー
巨人:菅野智-ラモス-メンデス
ソフトバンク:東浜-古川侑-長谷川威-岩井-松本晴
まとめ
先発投手やリリーフで登板する先発投手も徐々に投球イニングが長くなってきており、いよいよ本格的にふるい落としが始まる時期となりました。野手でも二軍に合流する選手が出てきたりと、どのチームも開幕に向けて準備を始めています。
果たして今年はどのチームが優勝するのでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。
出典・画像引用元
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