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なぜSNS時代にセルフプロデュースではなく、あえてプロデューサーが必要なのか?

◆プロデューサーって何? と、もやもやしてました

著者のイベントアドバイザーとして、
イベントのプロデュースに関わることが多いトミーですが、
「プロデューサー」って何? という疑問を実はずっと持っていました。

Google先生やチャットGPT先生に聞いてみたり、プロデューサーと名乗る人のプロフィールを読んでみたりもしましたが、いまいちピンときていませんでした。
その疑問が解ける「アハッ」体験をしたいので、記事にまとめます。
プロデュースってこういう事なのね! とスッキリしてもらえると思いますよ。

2023年3月19日に開催された
川原卓巳の8時間耐久対談スペシャル
ご覧になりましたか?
トミーはzoomで聞いていましたが、どのゲストも素晴らしく、
聴きたいけど次の予定が…との戦いの8時間でした。
その中から、トミーのアハッ体験につながった部分だけをピックアップした記事となっています。
 *3月20日 22時現在は見ることができません。

↓以下のURLから見ることできるようです。


◆プロデューサーって、必要なの?

動画 04:34:10ごろから登場
ゲスト:前田裕二さん
対談テーマ:インフルエンサーこそプロデュースが必要になる!新時代の『何者かになる魔法』

前田裕二さんといえば、トミーの印象は『メモの魔力』です。
あの本を読んだ時は、ノートを買って、線を引いて、書きまくりましたよね…(あ、また読み返そう)

前田さんのTwitter https://twitter.com/UGMD

『メモの魔力』(Kindle版がお得になってますね!!)


そんな前田さんが30分の短い時間でズバッと教えてくれたのは、
なぜ、プロデューサーが必要なのか? です。
SNSの時代にはセルフプロデュースで良いのでは? という疑問に、明確に答えてくれています。

前田さんのお答えは、

「ある程度まではセルフプロデュースで、全然行ける。
 でも、自分でやるには必ず限界(壁)がある。
 例えばライブ配信の世界は課金ファン100人までが限界。」

トミーもコミュニティ運営では100人をひとつの目安にしているので、激しく共感しました。

◆セルフプロデュースでは越えられない壁とは

「僕にとっての
 プロデュースとは ”客観と摩擦”
 セルフプロデュースは ”主観と安住”
 コンフォートゾーンの中から自力では出られないから」

例として、秋元康さんのお話をしてくださいました。

「秋元康さんも流行るものは、メンバーからの反発が来ると話してます。
 恋するフォーチュンクッキーは、指原莉乃さんが初めてセンターなった際の曲。
 指原さんは、こんな曲は嫌だと泣いて反対したそう。
<YouTube2.5億回再生、シングルCD売上150万枚突破、踊ってみたの代名詞>

 セーラー服を脱がさないでって曲を歌いたい演者なんていない。
 そんな歌を歌ったら、親になんて言われるか、友達になんと思われるか…
 これは絶対にセルフプロデュースではできない。
 演者からの摩擦がある。やりたくないもん。
 これがセルフプロデュースの壁。」

確かに、セーラー服を脱がさないでって曲でデビューしますって友人に相談されたら、ガッツリ反対しちゃいそう(苦笑) 
前田さんは、ご自身の体験もお話しくださいました。

「僕がテレビ番組『スッキリ』に出ていて、
 一番フォロワーが伸びたのなんだと思います?
 前田裕二って普通に考えたら、web3やチャットGPTとか…
 でもそんな話をすると、むしろフォロワーが減るんです。
 これまでで一番フォロワーが伸びたのは、
 リコーダーを吹きながらリンボーダンスをした時。
 10分でフォロワーが1,000人増えました。

 僕、スタッフに何度も確認しましたよ。これ放送事故って思われないですか? って。
 でもそれに対して、
 放送事故かもしれない!?というドキドキ感が、視聴者には必要なんです!
 と言われやることにしました。
 絶対に自分では思いつかないし、そもそもやりたくない!」

この摩擦をどこまで起こせるかが、プロデュースだと前田さんは教えてくださいました。

左:川原卓巳さん/右:前田裕二さん


ここまででも、ものすごい学びなのですが、最後のゲスト:すがけんさんがこの話を引き継いでオチをつけてくれちゃうのです! めちゃめちゃ良かったので、続きをどうぞ。 

◆卓巳さんが番組を作るとなぜ面白いのか?

動画 07:32:00ごろから登場
ゲスト:すがけん(菅原健一)さん
対談テーマ:『価値は相手の変化量』世界に変化をつくる仕掛けづくりについて
 
すがけんさんは「こんなプロデューサーになりたい」とトミーが最大に憧れる方です。

すがけん(菅原健一)さんのInstagram
https://instagram.com/sugaken.room?igshid=YmMyMTA2M2Y=

最新の本『小さく分けて考える』

そんなすがけんさんが、卓巳さんのすごさについて語りつつ、
こんなプロデューサーが必要なんだ、を教えてくれました。

「卓巳さんのすごさは
 ”キャスティングと切り口”
 最高の人をアサインできて、その人たちに無茶で面白いことをさせる。

 例えば番組を作るなら、
 一流のキャスティングに、無謀なことをさせるのが面白い。
 多くの才能を集めて、全然想像できないことをさせる。
 そのうち番組が一人歩きして、その番組に出たいって人が集まってくる。
 そうして番組がプロデューサーの手を離れていく。」

卓巳さんが番組を作るとなぜ面白いのか? を言語化してくれて、とても分かりやすかったです。
キャスティング:多くの才能を集める
切り口:全然想像できないことをさせる

◆これからの時代に必要なプロデューサーとは?

では、なぜそんな無茶を引き受けてもらえるのか?
卓巳さんみたいな特別な人だからでしょ、では終わらずに、
なぜ引き受けてもらえるのか? も、すがけんさんは、言語化してくださいました。

「信じる人を増やさないと、うまくいかない。
 株、インフルエンサー、ビットコイン、全部そう。
 これから伸びると信じている人がいるから、
 その人達が、早めに買ったり、早めにフォローしておこうってなる。
 それが伸びていくと実態が増えたかに見えて、
 新たに多くの人が買って、フォローをしてとなって、更に…が続く。

 いま(現在)の価値じゃなくて、未来の価値を感じるから皆が追いかける。
 つまり、実態じゃない。
 まわりを信じさせるチカラ。

 これを失敗すると詐欺師と呼ばれ
 成功すると世界的プロデューサーと呼ばれる。

 卓巳さんは、周りにいるすごい人を信じさせるからこそ、関わってもらえる。
 人を信じさせるところから始めないと、プロデュースにならない。」

未来の価値を信じさせているから、一流のキャストに無茶を引き受けてもらえるし、フォロワーも追いかけてくる。

「前田祐二さんに
 リコーダーを吹きながらリンボーダンスをさせる、
 プロデューサーが必要。」

昼間から夕方へと時間が経っていたのに、リコーダー・リンボー理論でしっかり話にオチをつけてくれたので、トミーはつい「おぉ!」と声が出てしまいました。

左:川原卓巳さん/右:すがけん(菅原健一)さん

◆まとめ

SNS時代にセルフプロデュースではなく、
あえてプロデューサーが必要なのか?についてまとめると、
・ある程度まではセルフプロデュースで行ける。
・コンフォートゾーンを出るために、プロデューサーが必要。
・才能をかけ合わせて、想像できないことをさせるのがプロデューサー
・プロデューサーは人を信じさせるところから始まる
・これからの時代、リコーダー・リンボーを実行するプロデューサーが必要

私の中で、プロデューサーって何? という、ずっともやもやしていたことが解けて、嬉しかったです。

そんな「これからの時代のプロデューサー」を輩出する
川原卓巳プロデュースの学校が開校予定です。
#川原卓巳プロデュースの学校

トミーにとってのプロデュースとは? の記事を5回に分けて書いていく予定でしたが、今回の3つ目の記事にて、ほとんど解決してしましました。笑
そのため、4つ目と5つ目は予定を大幅に変更してお届けする予定です。フォローしてお待ちください。
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