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今の自分に必要な、「抽象度の高い視点をもつ」とは?

今年度に入って、
会社員生活にピリオドをうち
新たな道を進もうと決心してから、
今の自分が学ぶべきスキルとは何かを
考えていた。

やりたいことは
少しずつ具体的に見えてきたけど、
実際、それに向かって
何を学べばいいのか、
どんなことをすればいいのか、
やるべき事がぼやけて
なかなか定まらない。

どこかに
自分を引っ張ってくれるメンターはいないかと
外からの力に期待してしまう…。


そんなときに読んだ本がこれ。
『すべての仕事が
やりたいことに変わる 
           苫米地 英人』


自分は今、
なぜ仕事をしているのか?

最初の問いに
「今は間違いなく、生活のためだ」
と思った。

確かに、今の仕事には
多少なりともやりがいを感じている。
「誰かの役に立ちたい」と思って
始めた仕事。
目の前の対象者の生活を
少しでも意義のあるものにしたいと思った。


働きはじめてから20数年。
自分も成長し、夢も少しずつ変わった。

「子供達に、
世の中捨てたもんじゃないって
思ってもらいたい」
「もっと笑って過ごしてほしい」

子供を取り巻く環境は
ここ数十年で大きく様変わりし、
いじめや学歴社会、自殺者の増加、
SNSによる犯罪、不登校、
親ガチャなどなど。
小学生のうちから疲労を感じ、
将来に不安があると言っている子もいた

もちろん、それを改善しようと
奮闘している大人たちもいる。

その中の一人になりたいと思った。

そして、
その実現に一歩でも近づくために
新たな道を進もうと思ったわけだが、
人間にはホメオスタシスといって、
現状を保とうとする力が働くらしい。

今の、
なんとかできている人生を
わざわざリスクのある方向へ
向かわせようとするのは難しい…。

1年以上かけて
ようやく、動き出す決心がついたのだ。
(著書の前半がその内容にあたるかな)


著書からすると
私の次なるステップは
「状況を俯瞰する抽象度をあげる」
らしい。


抽象度をあげるとは
見ている視点をずらすことで、
例えば、個人的な問題から
所属する団体、自治体、国、世界へと
規模や視野を広げていくことである。

だからといって、はじめからなにも
世界に目を向けろと言っているわけではなく、
よくある人間同士のいざこざも
個人レベルで考えているより、
その個々を取り巻く環境…
ルールや状況を把握したら
たいした問題ではなかった
と言うこともよくある。


それをもっと、
視点を高い位置に置けということだろう

自分が今やっている
対象者や会社のための仕事と、
自分の夢である
若者のための仕事。

まったく、別の高さの視点であり、
両者には大きな開きがある。

まだまだ抽象度をあげる必要が
あるようだ。


抽象度をあげる事で
今まで気づかなかった問題に
気づくことができる。

抽象度をあげる事で
今まで気にしていた問題が
気にならなくなることがある。

今、一生懸命にやっている仕事に
もっと意味を持たせるために。

もっと抽象度の高いレベルで
多くの人に影響を及ぼすように。

今の仕事からも
次に繋がる何かを見つけるために。

抽象度をあげて、
今している仕事が
何に繋がるか考えてみよう。




さて、あなたは何のために仕事をするのですか?





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